2018年4月29日日曜日

「良心なき科学は魂の荒廃に過ぎない」フランソワ・ラブレー

    François Rabelais (1483?-1553)


いつも通っているトラムの駅の待合いの壁にこの言葉があるのを見つける
各駅にいろいろな言葉が書かれてある
今日は精神が澄んでいたせいか、読み取ることができた
原文は以下のようになっており、『パンタグリュエル』からの引用のようだ

“ Science sans conscience n'est que ruine de l'âme ”

このフォルミュールが意味するところは、様々な人が様々な形で言っていることと思う
現代の科学倫理の核になる思想がこの中にある
ここで言う「科学」をそれぞれの専門(仕事)と置き換えると自らにも返ってくるだろう
わたしの言い方であれば、「第三層なき意識は人間の荒廃を生み出す」となるだろう
いま、それが極まっているのではないだろうか





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