2019年6月8日土曜日

第190回日仏生物学会での特別講演を終える



本日は午後から東京女子医大で第190回日仏生物学会が開催され、その特別講演に招かれた
午前中は最後の調整を行ったが、いつものようにいくらやっても限がないという状態だった
会は定刻に始まったが、途中で時間がかかっていることに気付き、徐々にペースを上げた
そのため、最終的にはひどくオーバーすることもなく収まったのではないだろうか

哲学的な講演は今までなかったとのことだが、いろいろな質問が出ていた
例えば
科学者が哲学者と話すとしても共通の言語がないので理解できないが、その点をどう克服するか
哲学は科学の後を追っているだけで、科学に貢献することはあるのか
科学を取り巻く広い知の世界の存在を教えるには、どのような方法があるのか
免疫と神経の関係はよく見られるが、免疫の生体機能における位置をどう見ているのか
科学の成果の発表(PR)をより有効なものにするためには、どこに注目すべきなのか
などなど

一般演題の発表後にプレゼンテーション賞の投票があったのには驚いた
研究者も大変な時代に生きているようだ

意見交換は懇親会でも続き、このような会では初めての二次会まで経験することになった
時間とともにゲストであることを忘れて持論を展開することになり、内心「これはいかん」
しかし、このような話は重要だという重鎮からの声に救われた
また、わたし自身にとってもかなり幅広い問題について議論できたのは幸いであった


今日でわたしの春季の公式活動がすべて終わったことになる
一つだけ開催を断念したISHE関連の会はあったが、それ以外は無事に終えることができた
そのことを寿ぎたい







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