2017年10月21日土曜日

第6回カフェフィロPAWL、終わる



本日は、第6回のカフェフィロPAWLを開催した
他の会と同様、開始5分前にやっとのことで纏まりを作ることができた
そのためかもしれないが、最初のカフェでの撮影を完全に失念していた
懇親会には4名の方が欠席されたので、全員で9名の参加があった
その内、新しい方は北海道から参加された方を含めて3名であった

今日は、魂と肉体との関連を扱っているプラトンの『パイドン』を読んだ
真の哲学者についても論じられていて、人間は如何に生きるべきかという問いにも繋がるものである
心身問題は現代でも解決されていないテーマで、その原点にある作品と言ってもよいだろう
機械論者から見ると、魂の永遠などというテーマは議論するに値しないものかもしれない
事実、少し余裕を持った見方をする方々との間で興味深い活発な議論が展開していた
それはそのまま懇親会にも持ち込まれていた

わたし自身は霊魂不滅の真偽には興味はなく、生き方と絡めて読んでいた
つまり、そうだと想定した時にプラトンが考えたことには聞くべきところがあるという立場である
魂が永遠に存在するのであれば、魂の面倒は見なければならない
そのためには肉体の影響をできるだけ遠ざけ、魂そのものになって対象を観、考えるようにすること
肉体が魂の働きを邪魔するからである
そうしなければ真理は見えてこない
死が魂と肉体との乖離であるとすれば、真の哲学者の生き方は死人同然であるということになる

日本から見ると、フランスでのわたしは死人に近いと言えないこともない
おそらくそのためだと思うが、思索に集中するには良い状態にあるように見える
そのようなこともあり、プラトンの言いたいことはよく分かると感じながら読んでいた
参加された皆様はどうだったのだろうか
何かを考える機会になったとすれば幸いである

週末のお忙しい中、参加していただいた皆様には改めて感謝したい


会のまとめ









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