2021年4月16日金曜日

コロナの後は形而上学のパンデミックを















昨日の経験から積極的に歩く時間を作ることにした

一番いいのは朝だろう

そう考えた初日だったが、残念ながら雨

ということで簡単に諦め、近くまで用事を足すために歩くに止まった

明日以降に期待したい


ところで、日本の科学技術は優れていると言われていたが、コロナのワクチンを作ることもできないという声を聞いた

他の分野同様、日本の技術力も低下しているのではないかという見方である

これは個人的な印象でしかないが、個別の技術は十分にあるように見える

ただ、ワクチン製造のような場合には、手を動かす前に構想を立て、領域間の調整をするなど多くのことが求められる

そのような大きな絵を描くことができなくなっているのではないか

簡単に言えば、思考する力、構想力が貧弱になっている疑いである

 

勿論、国家主義的な企てに抵抗を示す人がいるのも理解できる

そのことも含めて議論があってもよいのではないか

真剣な議論も起らなくなっている

「もの・こと」を深く考えなくなっているのである

その底には、人間が持つ活力の低下があるのかもしれない


ところで、日本でも有名なマルクス・ガブリエルはこんなことを言っているという

コロナの後は形而上学のパンデミックが広がることを望む

18世紀以来科学技術が発展するようになり、人間は考えなくなってきた

その状態を変えなければコロナより危険なことになるとでも言いたいのではないだろうか 

一人ひとりが思考することにエネルギーを放出しなければならないのである

その心は「科学の形而上学化」が科学を超えて重要になるというわたしの主張とも重なるところがある






0 件のコメント:

コメントを投稿