2020年4月17日金曜日

モントルーの山奥に住む95歳の哲学者






興味深い方を発見した
ポール・デュ・マルシー(Paul Du Marchie)さんである
その生活ぶりは上のビデオで伺い知ることができる

1923年にオランダで生まれなので現在97歳
これまで世界中を旅してきた
砂漠でノマドとともに生活したこともある
若くして哲学に興味を持ち、芸術活動の幅も広い
ビデオ撮影時は95歳だが、全く衰えを感じない

現在はスイスはモントルーの山奥に住んでいる
廃屋を手に入れ、自ら手を加えてきた
基本的な考え方は、現在に価値があるというエピクロスの時代からのもので、わたしの考え方にも通じる
未来ではなく「いま・ここ」に美を見出さなければならないという立場であり、生き方である

すべての価値は "transmission" の中にあるという言葉も印象に残っている
「伝染」の意味もあるので今は問題だが、ここでは「伝える」ということ
ポールさんにとって重要な感情は魅了されることで、それを共有することが欠かせないと考えているからだ

「人は考えるところものになる」

これもよい観察になるのではないだろうか
家にとどまらなければならないこの時期、心落ち着く映像であった








0 件のコメント:

コメントを投稿