2017年8月25日金曜日

大江健三郎と伊丹十三、あるいはストア哲学の重要性



今朝は雨の跡が残り、曇りが続いた
隣からは相変わらず激しい言い争いの声が聞こえてくる
病的ではないかと思えるほどである
静かな生活を欲している者の精神衛生にとって極めてよろしくない


Youtubeを流していると、大江健三郎のインタビューが出てきた
その中で、伊丹十三との興味深い対比が出ていた
伊丹十三は自分の映画がどれだけ観客を動員できるのかを異常に気にしていたという
それに対して、大江は作品が出来上がるまでは何度でも書き直す
そして、それが終わった後は売れようが売れまいが気にならないという

これまさにストア哲学の問題である
伊丹はストア哲学を知らなかったのではないだろうか
自分ではどうすることもできない、従って必要のない悩みを最後まで抱えることになった
大江は自分ができることの範囲を知り、それを実践してきたことになる
ご本人はそれを性向と見ているようだが、、

この問題は人生を生きる上で想像以上に重要であることが見えてくる





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