午前中は仕事、午後から観劇に出かけた
劇団民藝による「
新・正午浅草 荷風小伝」
先日街を歩いている時、ポスターが目に入った
荷風生誕140年、没後60年を記念しての公演らしい
会場に入って驚いたのは、ご老人の男女で溢れていたことだ
このような状況に身を置くことはあまりないので、驚く
その中に入っている自分も外から見ると馴染んで見えるはずなのだが、主観的には全く違う
なぜか気が滅入る景色であった
舞台の方も主人公は老人となり、亡くなるまでの荷風である
芝居も淡々と進む
カタルシスも得られない
こちらも気分を解放してくれなかった
後で気付いたことがある
それは、会話が日常的なことで埋まっていて、第三層に至る言葉が聞けなかったことだ
ひょっとすると、欲求不満の原因はその辺りにあったのかもしれない
最近、感受性がこのように変化したようで、今のところ手の施しようがない
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