今日は午後からパリに出た
マスターの時の指導教官だったジョン・ガイヨン教授へのオマージュの会があったからだ
今回は、これまでに関係があった人を招いてのターブル・ロンド
それぞれの思い出やガイヨン教授の研究スタイルなどについて議論された
上の写真の左から2番目は、科学史家のミシェル・モランジュ教授(ENS)
モランジュ氏によるガイヨン評は以下のようなものだった
真面目で仕事に時間をかける人で、文章は学問的でやや単調なところがあった
科学者が語った後に最終的な一言を言う哲学者ではなく、対等な対話を大事にしたとのこと
それから世界的な共同研究のネットワークの中で若手を育てたことを評価する人もいた
大学人、教育者としてのガイヨン氏だが、この点は同感である
左から3番目は、ジャン・ピエール・シャンジュー教授(コレージュ・ド・フランス)
ガイヨン氏とはいろいろ議論したようである
しかし、聞き間違いでなければ、神経系の話には興味を示さなかったようである
シャンジュー氏が説得できなかったという言い方もしていた
他にも大きな問題を抱えていたので余裕がなかったのではないかと指摘する人もいた
アンナ・ソト教授とカルロス・ソネンシャイン教授(米国タフツ大学)
ところで、今回の会のことはソネンシャイン教授からのメールで知ることになった
実は以前にここで取り上げたことがある方である
思いがけないお誘い(2018年9月21日)そのお誘いが今日実現したことになる
お話を伺うと、アルゼンチン出身でお二人とも最初は医者をやっていたが研究者の道へ
がんがご専門のようだが、次第に哲学にも興味を持つようになったという
その道がわたしと重なるので、是非話をしたかったようである
そして、わたしにとっても実に興味深いお話を伺うことができた
こういう出会いが人生さ、と言うカルロスさん
久しぶりに痛快さを味わった
何もなければ、近い将来に再びパリでお会いすることになりそうである
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