2018年12月27日木曜日

今年を振り返る



今日は寒い
久し振りの景色である

年の瀬を迎え、来し方を振り返る心境になっている
2007年秋にフランスに渡ってから数えると11年が経過し、12年目に入っている
10年やればプロですよ、という誰かの言葉が頭に残っていたからだろうか
10年間くらいは目的を決めずに歩む修行時代だとぼんやり考えていた
これからはその時代の蓄積を解きほぐす時間ではないかという思いが湧いている

今年に絞って振り返れば、免疫に関する初めての訳書を刊行することができた
訳書について言えば、微生物学に関するものを来年3月に刊行するための準備が進んでいる
それから、論文を書くということを久しぶりにやってみた
免疫と認識に関する仮説を思いつき、専門家の意見を聞いてみたいと思ったからである
それを受理してもよいという雑誌があったのは幸いであった

これまで論文を書こうなどという考えは全く浮かばなかった
その理由は専門の枠(決まりごと)の中に入ることに抵抗があったからではないかと思う
ここに来て、その抵抗感がなくなったということだろうか
また今回、自分の考えを問うという作業が自分の考えを磨くことにも繋がることを知った

このような流れを見ると、いま、大きな転換期を迎えているような感触がある
今年はその始まりの年だったと振り返る時が来るような予感がする






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