2020年11月11日水曜日

時を経ても自分の中に残っているものを描け

 




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

快晴の今朝、ぼんやりと紫煙を見ながら目を殺風景な庭の方に向けてみた

そうすると、庭の中から宝石のように輝きが漏れているではないか

露か何か分からないが、太陽の光を受けてキラキラしていたのだ

美しい光景であった

それとは別に、今朝の太陽の熱は痛みを感じるほど強かった

 

今日一番のセッションに向かう車内で、今週の日美で聞いた辻晉堂の言葉が浮かんできた

教え子の外尾悦郎氏によれば、辻は内にマグマのようなエネルギーを持つ芸術家であったという

それは偉大な人間の特徴で、ガウディもそのような人間だったというようなことを言っていた

そして、最後の方に出てきた辻の言葉が印象に残った

正確ではないが、それは次のような言葉だった

忘れるものはどんどん忘れなさい

それでも残るものこそがその人間にとって重要なもの

それを描け

これは曹洞宗の僧侶・岸澤惟安の教えだという

つまり、見たものをすぐに描いては駄目だということになる

 

この考えはわたしの中にもあるものだったので共振し、今日再び蘇ってきたのだろう

気持ちの良い交流であった





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