2022年1月23日日曜日

コンシュ「哲学的自然主義」(50)































もし自然の創造性を認めるならば、我々が見ているこの唯一の宇宙を生み出すように自然が自らを制限したことをどのように考えるのだろうか。

ギリシアの多元主義的哲学者が考えたように、このような創造性は無限で、無限の多種多様性を可能とし、唯一の宇宙ではなく、可能なすべての宇宙を生み出すことができるのである。

そうでなければ、制限する原理が必要になり、それは摂理になるだろう。

それがライプニッツの場合である。

アナクシマンドロスデモクリトスエピクロスは、無数の世界――よろしければ宇宙――を生み出すものとして自然を捉えていた。

ライプニッツは、神は最良のものを一つだけ選んだと主張している。

哲学者が神学者に屈服したのである。

空を見てみよう。

物質の集積である銀河系とは何だろうか。

地上の生命は元は物質の集積に過ぎないものに由来していると言われる。

なぜ生命はそこから来たのだろうか。

それは「物質の集積」は物質より遥かに多くのものを含んでいるからである。











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