2020年2月11日火曜日

変化ではなく変容を



昨日は風が強い夜であった
あまり経験したことがない
今日は朝のうち晴れていたので、日の光をたっぷり味わう
至福の時間である

午後から外に出ることにした
久し振りのカフェでそれなりの集中ができた
その充実感からか、帰りのトラムを待っている時、次のような考えが巡っていた


今日一日を歩むことにより、新しい明日が拓ける
時の流れを外から規則正しく刻むように一日一日を送るのではない
一日の中に入り込むことにより、想像していなかったような次の一日が現れる

いずれにせよ、一日一日は異なっているので、毎日、変化はしている
この場合、内的変化は殆ど見られない
言わば、同じレベルにおける移動である

ここで、内的変化を伴う異なる次元への移行を変容と呼ぶことにする
これは、毎日が特別な日であると思いながら過ごすことから齎される
一つの変容が次の新しさを生み出すのである

これを可能にするのは、注意深い観察である
これなくして、変化も変容もあり得ない
精神的活動が肉体にエネルギーを注入するとも言えるだろうか





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