samedi 24 septembre 2016

パリのアパルトマンに別れを告げる



本日、パリのアパルトマンのエタデリューが予定されていたため、昨日パリに向かった
午後から最後の掃除をするが、さっぱり綺麗にならず
いろいろなところに埃は残ったままになった
腰が痛くなってきたので、暗くなる前に止めにした

今朝の夜明けもいつもの眺め
この景色を見るのは最後になる
明るくなると騒がしいパリの空になった
これも見慣れた景色である




予定の時間にアパルトマンの状態をチェックする中年の女性が現れた
まず、家具が残っているのを見て驚いている
不動産屋さんとは別のところから来た人で、連絡がうまく行っていなかったようだ
書類では家具なしになっている
家具なしとして次の予定を入れているので、全部チェックする時間がないということでイライラ状態
関係者に連絡を取ったようで、アパルトマンの持ち主の代理人が現れた
こちらは早口の若い男性であった

どんな話をしたのかはわからないが、ぶつぶつ言いながらチェックし始めた
わたしには、それにしても汚い、非常に汚いアパルトマンですね、と何度も
埃だらけじゃないですか、綺麗にすることを覚えなければ、などと説教を始めた
わたしが哲学を専攻していたことを知ると、哲学者は現実を見ないから困るなどと宣う
そこで、「哲学者は埃の中で生きなければならない」と思い付いたことを言ってみた
これは意外に受けたようである
これほど長いフランス滞在になるとは想像もしていなかった、と若い方に言う
すると、セ・ラ・ヴィが返ってきた

ところで、お二人が来てから部屋を見渡すと、まだ取り外していなかったものが数点目に入った
目の前にあるのに気付いていなかったのである
恐ろしいことである
このような経験はどんどん増えている
第三者がいることにより、自分もそのような目で見ることができるようになるということなのか

結局、1時間ほどで終わり、鍵を渡してアパルトマンを後にした
もう余程のことがなければ、あのカルティエに行くことはないだろう
そんな思いとともにモンパルナス駅に向かった

TGVに乗り込むと疲れが溜まっていたのか、眠りについてしまった
暫くして、目を覚ますとこの目を疑った
寝ぼけ眼で見ると、三つほど先の席の妙齢の女性がこちらを見て視線をそらさないではないか
何かの間違いだろうと思ってしばらくすると、それが万に一つの偶然だったことに気付いた
無断ではあったが、慌てて証拠写真を撮った
こういうことが起こるのである
不思議な世界である

(vendredi 30 septembre 2016)
今思い出したことだが、彼女は降りる前に席を立ち、入念な化粧をして戻ってきた
この瞬間と繋がっているような気がしたので記しておく
思い過ごしだろうか




トゥールに戻ると、快晴で夏を思わせる暑さであった
もう戻ってきたという感覚になっている

これまでシャルルドゴール空港との間の行き来をどうしようか考えていた
パリの街中まで出てから戻るのは面倒だからである
しかし、トゥールと空港との間には直行便があることを今回知った
パリでは何だかんだで1時間半ほどかかったが、こちらからだと2時間
この町は意外に便利な場所にあるようだ





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