2020年1月11日土曜日

これからの形而上学




本日もどんよりとした曇りだった
気が滅入ると言いたいところだが、沈んで考えるには丁度良い
午後から買い物に出た
が、買い物をする前にブランジュリーのカフェで書いたものを読むということをやってみた
この流れは初めてのことである

夜、Manifeste métaphysiqueという本を読む
形而上学宣言である
プラトンの古典的な二元論の形而上学ではなく、分離していないものから始める形而上学を目指している
プラトンの場合、必然により静的で閉じた「全」が存在するのに対し、新しい試みは過程や関係性を重視する
開いた「全」でダイナミックなものだという

二元論とは、対立を余儀なくされるものを提示し、それを基に世界を見ることである
超越的なものと内在的なもの、あの世とこの世、内と外、土地の者と移住者、、
両者の間に戦いが内在している
この見方を捨てるということなのだろう

米国ライス大学のティモシー・モートンという哲学者の " hyperobjet " という概念を引用している
エコロジーの現象やバイオスフィアのように明確な形が掴めないもの
粘着性があり何にでもくっつく
何かと確実に関係しているのかどうかも分からない
ものとの関係を考え直さなければならなくなる


今日読んだところにはこんなことが書かれてあった





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