2020年6月15日月曜日

絵本作家、甲斐信枝さんを観る




昨日、外出から帰ると、15年ほど前の出会いを思い出させる番組に遭遇した
3年前の番組の再放送で、当時86歳の絵本作家が出ていた
甲斐信枝さん
植物を観察する日常と拝見した

最近、わたしの中にも「お前さん、こんなとこで生きていたのか」という感覚が植物に対して生まれている
その感性に近いものが爆発しているのである
この番組でもそうだったが、時間軸を伸ばしてみると植物が活動しているのがよく分かる
殆ど動物的である

この番組を観ながら思い出したのが、以下に張り付けた虫の画家熊田千佳慕 (くまだ ちかぼ)さん
当時はまだ仕事をしていたので、その衝撃は大きいものがあった
こういう方がいるのである
今回もなぜか嬉しくなる出会いであった


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「私は虫である」 JE SUIS UN INSECTE(2006-11-16)

山口から帰った日の夜、NHKアーカイブスという番組で、ある昆虫画家の人生が流れていた
10年ほど前の番組だろうか
80過ぎの画家がファーブル昆虫記の虫たちを淡々と描いている
その質素で慎ましい暮らし振りが映し出されている

必要なものしかないような家に住み、ひたすら描いている
わたしの心を打ったのは、そのお顔の高貴さである
その美しさに思わず惹きこまれてしまった

番組終了後、現在の姿が出ていた
95歳 (?)
まだ矍鑠としている
小学生に自然の大切さを輝く目で語りかけている
かくありたしと思わせてくれる一瞬であった

ファーブルの絵はまだ完成していないという
その画家は、熊田千佳慕という
知る人ぞ知る人なのだろう
嬉しい出会いであった





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