2020年5月27日水曜日

現代哲学のまとめ(1)




ロジェール・プイヴェ著『現代哲学』を読み始めたのは今年の1月17日で、全くの偶然であった
それからなぜか読み続けるようになった
よくもここまでという思いで、信じられない
正直、あまり興味が湧かないところも読んで来た
このようなことはこれまでになかったことだ
このあたりで一区切りにしてもよいのではないかという考えが浮かんできた
ということで、「結論」を掻い摘んで読んで終わりにしたい

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ここで、結論として現代哲学を評価してみたい
これを行うことで現代哲学の教師の場合仲間に敵を生み、読者には幾ばくかの疑念が生まれるだろう
なので、少しばかりの知的勇気を持つことだ

現代哲学は何のためになるのか
わたしは多様な見方を位置づけようとしながら、分析哲学に対する好みを隠すことはしなかった
それぞれの見方の強みと弱みから出発して、多様な見方を分け、対立させるものを論じてきた

本書の野心は、現代哲学の出来るだけ大雑把な地理の本であること、道に迷わないための地図を提供することである
その結論は哲学の良い点と悪い点を示そうとするより、評価が可能になる基準を検討しようとするものである
わたしにとっての最良の基準は、明晰さに関するものである
しかし現代哲学の様々な流れは、同じように基準を満たすところからはほど遠い状態にある








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