mardi 8 novembre 2016

第二回サイファイ・カフェSHE札幌、無事に終わる



第二回サイファイ・カフェSHE札幌が無事に終わった。始まる直前に参加できなくなった方から連絡が入った一方で、飛び入りの参加者が2名おられたのは嬉しい驚きであった。さらに、恩師の参加までいただき、恐縮至極であった。このような予想もしない流れに遭遇して、こちらのペースも上がったようである。

今回のテーマは、「遺伝子ができること、できないこと」とした。遺伝子という大きなテーマになると、いろいろな切り口が考えられる。今回は、遺伝子という概念が出来上がるまでの歴史的な過程を追うことにした。その結果見えてくる問題点を拾い上げていくと、古典的な定義の遺伝子のできることが限られていることが明らかになる。ジャンクと言われた蛋白質をコードしないDNAにも想像を超える役割が割り振られていることが明らかになりつつある。さらに、DNAの配列に依存しない遺伝の解析が進んでいる。

一口に遺伝子と言っても、その中に込められた意味をすべて掬い上げることは不可能に近いことが見えてくる。今回見たように、膨大な歴史を背負っているからであり、その機能の全貌がまだ見えていないからである。実は、多くの言葉が同じような宿命の中に在る。哲学者とは、このような言葉の意味を考える人と言ってもよいのかもしれない。もしそうだとすると、哲学者に残されている仕事は膨大なものになる。一つの言葉の意味を明らかにすることだって、英雄的な労力を要するからである。

懇親会には都合で参加できない方が多く、4名のこじんまりした会となった。しかし、哲学に興味があり、「遺伝子X哲学」で検索して辿り着いたという理系の大学生も参加。大人数ではできないような話も出てきて、興味深いものがあった。まさに、どのような構成となるかで全く違う時空間が生まれる。このような会の妙である。





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