2016年6月28日火曜日

Philosophie Magazine の十年、あるいは 「思想の七大陸」



先日のプレスでのこと
こちらに来てから折に触れて読んでいる哲学雑誌が十年を迎え、100号となったことを知る
この雑誌は写真や絵などをふんだんに入れ、しかも誰もが考えるテーマを扱っている
生活の中に入っているという印象があり、自然な感覚で手が出る

日本では哲学雑誌など読む気にもならなかった
余りにも専門的過ぎ、一般には閉じているからだろう
こちらにもその手のものはあるが、そちらにはなかなか手が伸びない

今回の100号特集では、「哲学とは何か?」という問いに答えようとしている
勿論、これだ!という答えはなく、百人百様である
それでよいのだが、この問いに自分の答えを出そうとすることは大切になるのだろう

閉じ込みには野心的な纏めとして「思想の七大陸」の地図が提示されている
これまでの哲学者がどのようなことを考えてきたのかを類型化したものである
それによれば、こうなっている

1) Systema (測量士と建築家)
後見人: パルメニデス(ca 515 BC-ca 440 BC)、プラトン(ca 427 BC-ca 347 BC)
2016年の後継者: ジョン・サール(1932-)、アラン・バディウ(1937-)

2) Sophia (知恵の探究者)
後見人: ソクラテス(470 BC-399 BC)
2016年の後継者: マルセル・コンシュ(1922-)、二コラ・グリマルディ(1933-)、クレマン・ロセ(1939-)、
アンドレ・コント・スポンヴィル(1952-)

3) Molotov (秩序の破壊者)
後見人: ディオゲネス(ca 410 BC-323 BC)、荘子(?)
2016年の後継者: トーニ・ネグリ(1933-)、ペーター・スローターダイク(1947-)

4) Pista (調査官)
後見人: アリストテレス(384 BC-322 BC)
2016年の後継者: ミシェル・セール(1930-)、マルセル・ゴーシェ(1946-)、ブルーノ・ラトゥール(1947-)

5) Moralia (社会道徳の批判者)
後見人: ホラティウス(65 BC-8 BC)
2016年の後継者: アラン・フィンキールクロート(1949-)、フレデリック・シフテール(1956-)

6) Eureka (概念の創始者)
後見人: デモクリトス(ca 460 BC - ca 370 BC)
2016年の後継者: ジグムント・バウマン(1925-)、ユルゲン・ハーバーマス(1929-)、キャロル・ギリガン(1936-)

7) Incognita (探検家)
後見人: アウグスティヌス(354 - 430)
2016年の後継者: フィリップ・デスコーラ(1949-)、フランソワ・ジュリアン(1951-)






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