今日の日美は雪舟だった
最後の部分を見ることができた
雪舟は大器晩成型で、大作はすべて還暦を過ぎてからのものだという
現代美術家李禹煥が雪舟について語っていた
ご自身を雪舟に重ね、次のようなことを語っていた
いろいろな仕事をやってきて70歳になり、これからの現代美術の出発点に立ったように感じたという
人生の本チャンと言える時間でやってきたものを基底に据え、新たな地平に向かうという感覚だったのだろうか
この感覚はわたしの中にもあるものだ
また、これと少し似たものに、15年前にル・ポワンで読んだ言葉がある
マルクス・アウレリウスのことを、次のように形容していたのだ
バルザックやプルーストが書くのを止めた50歳から執筆を始めた
ご両人とも51歳で亡くなっている
これは、人が仕事を止めた時から仕事を始める、というフォルミュールに還元できる
人生の時間の使い方として面白いと思った記憶があり、それ以来どこかで鳴り響いている
雪舟に関しては、15年前、山口まで雪舟展を見に行ったことがある
その時のブログ記事を以下に
雪舟展に向かう ALLER A L'EXPO "VOYAGE A SESSHU"(2011年11月11日)
雪舟展にて A L'EXPOSITION DE SESSHU(2011年11月12日)
雪舟 山水図 絶筆 LE DERNIER TABLEAU DE SESSHU(2011年11月13日)
それから、わたしにとって重要なエッセイの中に『慧可断臂図』を入れたものがある
「意識の第三層」、あるいはパスカルの「気晴らし」(2016年7月9日)
お読みいただければ幸いです
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