昨夜の日美を途中から見る
コルシカの日本人画家が出ていた
松井守男さん、78歳
もう7年前になるが、コルシカのボニファシオに滞在したことがある
海の青の深さが忘れられない
その時、日本人画家がコルシカで暮らしているという話を地元の方から聞いた
昨日、そのお姿を拝見することになった
若い時に厚い壁にぶつかり、40歳くらいだっただろうか、遺作と題して描いたものが評価される
それ以来、画家として生活しており、今は自由に描いている様子が見て取れた
非常にパーソナルで、変に権威のようなものを背負っているところがなく、好感を持った
芸術はあくまでも個人的なもの、日本に画家はいますか、とまで口走っていた
ピカソとの出会いも印象的であった
あのスタイルが芸術家の本来の姿なのかもしれない
芸術家としてのカギは、自分独自のものを表現し、それを最後まで続けること
これなどは人が生きる上でも参考になるのではないだろうか
今はコロナの影響でフランスに戻ることができず、日本の神社の襖絵を描いているところが出ていた
外国に長くいる日本人にとって日本は生活しやすいところ
しかし、そこに安住していては駄目で、芸術家はやはり旅に出て描かなければならない
そんなことを言っていたように思う
それが自らを厳しく見つめ、創作の意欲を掻き立てることになるというのだろうか
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