jeudi 5 janvier 2017

ニュート・ギングリッチ氏の分析を聴く



昨日はアメリカの日になった
サンダース氏の後にニュート・ギングリッチ氏のヘリテージ財団での話が出てきた
共和党所属で下院議長を務め、2012年には大統領選に出たこともある方である
こちらも歯切れのよい話し方をする
映像はこちらから

この中で、5つのメッセージについて語っている

1) トランプは解析に値する歴史的存在である
2) トランプ主義は大胆でこれまでとは異なる全く新しい考え方である
3) 左翼の無気力と敵意がトランプ主義に向かってくる
4) 多くの人が動かなければ、トランプ主義は成功しない
5) 厳しい敵意が周囲にある中で、「われわれ」が何をするのかが問題になる

政治経験のない人間が大統領になるのは初めてである
しかも、優秀な候補者16人を倒してきた
この事実は、彼が凡庸な人間などではなく、才能に溢れていることを示すものである
そのことを予想した者は少なかった
 
なぜ周囲、特にマスメディアが間違い、彼を攻撃してくるのか?
トランプの現実と旧世界の認識との間には単なるリベラリズムを超えた深い溝があるからである
そして、ギングリッチ氏が言うプロパガンダ・メディアの側はトランプを捉えられていない
攻撃はするが、研究していないと見ている

今回、腐敗に塗れ、理路整然とした話はするが何も成し得ないワシントンの政治家が嫌悪された
人々はちゃぶ台をひっくり返してでも何かをやってくれる人を求めたのではないか
エリートが見ていたものと人々が見ていたものとの間に大きな溝があった
トランプの "We can make America great again" というスローガンはそんな人々の心に届いた
彼はメディアを完全にコントロールすることになり、ワシントンではなく人々に語ったのである

ISISを倒す
腐敗を止める 
キリスト教を守り、「メリークリスマス」と言えるようにする
ポリティカル・コレクトネスに別れを告げ、単純な真実の言葉で語るようにする

閣僚人事を見ても最善の幅広い人材が集められている
国防長官のジェームズ・マティスは民主党からの反対もないと思われる素晴らしい人材だ
長男を戦争で失っている国土安全保障長官のジョン・ケリーも申し分ない
国務長官のレックス・ティラーソンは大企業で成功したが、国のためにどれだけできるのか
保健福祉長官のトム・プライスは医師としての実績もあり、良い選択だろう
国連大使にはインド系アメリカ人のニッキー・ヘイリーを選んだ
住宅都市開発長官のベン・カーソンはジョンスホプキンスの小児脳外科医で、大統領選にも出た
また、2009年のテレビドラマ Gifted Hands のモデルにもなっている

ギングリッチ氏はこの歴史の転換期に二つの問題点を指摘している
一つは "IYI"(The Intellectual Yet Idiot)の問題   
所謂学校エリートが実態も知らずに上から目線で(パターナリスティックに)人々に指示する
複雑な世界のまともな処方箋も出せないにもかかわらず、そのことに気付いていない
もう一つは、チャールズ・マレーComing Apart の世界
これはアメリカ白人間の経済的乖離が生み出した道徳や精神性の衰弱を描いたもの
1960年代から新しい上流と下流が生まれ、いずれでも宗教性、労働倫理、家族意識が薄れている
その過程で認識を共にする同じ階層の人との結婚が進み、乖離に拍車がかかっている
今では Super Zips などという言葉も生まれているという
新しい上流層が住んでいるところの郵便番号を指している
これらは今回の大統領選の過程で浮かび上がったこととも通じ、日本も無縁とは言えないだろう

ギングリッチ氏はこれからを次のように見ている
トランプ氏はセオドア・ルーズベルト大統領にも匹敵するエネルギーに溢れている
伝統的なアメリカ精神の持ち主で、人々に語り掛け、精神を覚醒し、真の自由に導こうとしている
そのためには運動が必要になり、革命が必要になる
その運動に成功しなければ、トランプ主義は失敗に終わるだろう




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