本日は曇り、時々雨
その雨の中で試合が行われ、応援のバンドの威勢もよかった
ぼんやりといろいろなものを摘み読みする
読み始めた本の中にこういう指摘があった
われわれの理性の空間は、規範によって境されている
社会を安定させるための社会的な規範が一方にある
善い行いか悪い行いかを決めるものである
もう一方には、それを守らなければ生存に関わるという言わば機械的な規範もある
それに従わなければ、自然が罰を下すという類のものである
われわれが倫理と言う場合は前者を指し、そうすることをすべてに求める
後者は必ずしもすべてに求めるわけではないが、その結果責任はその人間が負うことになる
ヤスパースの哲学についての考え方にも近いものを見た
「書物の中に述べられ、そして教室の講義で説明されるような哲学思想は、いわば一方の側面であって、この側面は、歴史的に個別的で代替不可能な実存の内でしか実現されないような他の側面が共に語りかけるときにだけ、初めて価値あるものになります」
「私には、一九世紀の意味での、そればかりでなく私たちの時代の意味での、科学的哲学は、事実上終焉しているように見えます。それは今でもアカデミックな意味では、行われておりますが・・・」
「私の考えでは、人間が実存する限り、哲学は決して終焉することはありません。哲学の一定の形態・・・が一つのサークル、一つの教養界、一つの社会に対して、その時々に終焉する、ということはありえます。・・・学派における根源的な哲学する働きが一つの学説体系に転化し、おのおのの学派にとって自家撞着的なことが始まったとき哲学は終焉しました」
「私には、こうした新しい哲学を求める声は疑わしいものに聞こえます。・・・ひとは哲学を要望することができません。彼はそれを生きなければならないのです。哲学は決して未来のものではなく常に現在的です。哲学を待望するものは、すでに哲学を拒否しているのです」
「哲学は各々の単独者の実存的意識を明確にし、彼がそのために生死を賭けようとするものを明瞭にし、なしうることをなそうとする意志を強め、起こるかもしれない一切のものに対して覚悟を決めさせるのです」
大統領選関連
2日前の調査結果は以下のようになっている
マクロン: 59%
ル・ペン: 41%
マクロンは週の初めに比べると4%下げている
まだ決めていない人を入れると、次のような数字になる
マクロン: 47%
ル・ペン: 33%
未決定: 20%
沈黙を守っていたメランションが、Youtubeで声をあげた
自分は投票には行くが、誰に入れるかは言わない
そして、自分はグルではないので誰に入れろとも言わないとしている
そのメランション支持者の動向は以下のようになっている
40%がマクロン(13%減)
19%がル・ペン(8%増)
棄権40%(7%増)
アモン支持者は、マクロン63%、ル・ペン8%、棄権29%
フィヨン支持者は、マクロン50%、ル・ペン21%、棄権29%
時間軸で見ると、徐々にマクロン支持が下がっているようだ
あと1週間で両者の線が交わることはあるのだろうか