2019年3月12日火曜日

本庶佑先生ノーベル賞受賞記念講演会と晩餐会に出席

   記念講演をされる本庶教授


今夜は本庶教授の祝賀会に出かけた
500人を超える方が参加された大がかりなものであった
司会は元NHKの宮本隆治アナウンサー
これまでのノーベル賞受賞者3名(野依良治、田中耕一、大村智の各氏)も参加されていた




会の冒頭にこの方が祝辞を読み上げたのには驚いた
会場には下村博文、山谷えり子などの政治家の他、デビ夫人、吉村真理さんなどの芸能人も
他にもいろいろな方が顔を見せていたのではないかと想像している
個人的には、大阪大学の元総長岸本忠三先生に本当に久しぶりにお会いできたのは幸いであった
驚いたことに拙エッセイも「何やら難しいこと書いとるな」 とお読みいただいているようで恐縮する



  

会は立食ではなく、着座式でわたしのテーブルにはこのような方が一緒になった
左から伴真伊(パスツール研)、安藤淳(日経新聞)、上田善久(弁護士)の各氏
そしてパスツール研の微生物学研究者(名刺をお持ちでないとのことで名前を失念した)

伴さんとはわたしがフランスに渡った時に一度お会いしたことがある
今も研究のコーディネーションをやっておられるとのことだが、研究者の評判は良かった

安藤さんは科学をカバーされているとのこと
外から見た科学についていずれお伺いしたいところである

上田さんは大蔵省出身でJICA理事を経て大使をやられたとのこと
現在は弁護士としてご活躍中である

パスツール研の研究者は日本料理の見栄えの美しさと音楽性について語っていた
それから日本人とフランス人のものの見方や考え方の違いについて興味深いことを話していた
日本人の両親の下、フランスで教育を受けた研究者にも微妙な違いが見えるという
明日、フランス大使館でのセミナーが予定されているようだ




もう半分のテーブルにはこの方たちがいた
左からソフィー・ドゥ・ベンツマン(フランス大使館)、イザベル・ビュクル(パスツール研)、坂田秀雄(ネオファーマ・ジャパン)の各氏

ソフィーさんは科学技術担当官で、微生物学者
まだ日本に来て日が経っていないようで、日本社会における女性の地位について質問していた
哲学者と聞いたので、この問題をどう分析しているのか知りたいというのだ
向こうの人が問う時には、本当に答えを求める迫力がある
これからも機会があれば、いろいろな問題についてディスカッションしたいものである

そして、イザベルさんは技術移転の責任者
翻訳の話をすると、今夜の写真をクリルスキーさんとコサールさんに送っておくと言ってくれた

坂田さんは、医薬品開発の責任者をされているとのこと
それから写真撮影の前に退席されたパスツール研でご活躍の島川祐輔さんもおられた
新興感染症の疫学を専門にされていて、日本との共同研究も計画されているようであった


研究の世界も世界的な連携が益々重要になるという印象である
今夜はいろいろな分野の方にお会いすることとなり、想像以上の刺激を受けた一夜であった
いずれその影響を見ることができるだろうか
注意深く観察したい





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