人生の時間割について、問い合わせがあった
それを読んだ時、以前に触れた林住期のことを思い出し、読み直してみた
こちらに来る年の春に書かれたものだ
その時、これからの自分に重ねて読んでいたという記述がある
いまでは、その後の重なり具合が一ミリのズレもないように感じられることに驚いている
以下に再掲したい
2007年3月4日
林住期 LA TROISIEME ETAPE DE LA VIE SELON BOUDDHISME
本屋に入ると、五木寛之著 「林住期」 が積まれている。その言葉には昨年末、山折哲雄著 「ブッダは、なぜ子を捨てたか」 を読んだ時に強く反応し、このブログでも取り上げている。
2006-12-18 ブッダと子捨て
2006-12-19 ブッダと子捨て (II)
その時は完全に自分に重ねて読んでいた。そこから関連部分を転載したい。
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・・・ブッダの人生を次の三期に分けて考える。紀元前5世紀の誕生から結婚し家を出る前後までの 「シッダールタ (悉達多:しつだつた)」、家を出てブダガヤで悟りを開くまでの 「シャカ (釈迦、釈迦牟尼)」、悟りを開いて以降の 「ブッダ (仏陀)」 である。
当時のインドではヒンドゥー教が力を持っていた。その教えのなかに人生の理想的なあり方を四期に分ける考え方があった。「四住期」という。すなわち、
第一住期は、師について勉学に励み、禁欲生活を送る 「学生期(がくしょうき)」、
第二住期は、結婚し、子供をつくり、神々を祀って家の職業に従事する 「家住期」、
第三住期は、妻子を養い家が安定した段階で家長が一時的に家を出て、これまで果たすことのできなかった夢を実行する 「林住期」、
そして最後は、ほんの一握りの人が到達できるステージで、彼らは家族のもとには帰らず、たった一人で遊行者の生活を送り、聖者への道を目指す 「遊行期 (ゆうぎょうき)」 あるいは 「遁世期 (とんぜいき)」 と言われる。
「林住期」とは、自由な時間と生活を求めて一時的に妻子、家を捨ててひとり遍歴の旅に出るもので、一人瞑想してもよし、巡礼の生活を楽しんでもよし、宗教や芸術の仲間との交遊に使ってもよい。この時期にシャカは再び「家住期」に戻るべきか、「遊行期」に進むべきか悩んでいたのではないかという。心を酔わせる自由と家を捨てる良心の呵責の間で悩み、そして決断した時期がシャカの人生にとってきわめて重要だったのではないかという。このことは同時に、父スッドーダナ(浄飯王:じようぼんのう)を捨て、継母マハーパジャーパティ(摩訶波闍波堤:まかはじやはだい)を捨てたことになる。血縁のわずらわしさからの逃避をも意味していたかもしれない。仏教の歴史には、脱血縁の思想が見られると山折氏は言う。
「林住期」 において、人間の世俗的な欲望を制御しようと努めていたはずだが、究極的には 「自己を捨てる」ということにつながることであった。その旅のなかで家族という血縁を捨て、村という地縁を捨てていったのだが、そのはじめの行為が子を捨てるということではなかったのか。異文化のなかを自分の足と眼だけで遍歴し、自分との絶え間ない会話をしながらブダガヤでの悟りに辿りついた。その思考過程から、「縁起」の理、「四諦八正(聖)道」 (したいはつしょうどう)、輪廻、五蘊(色・受・想・行・識)などが結晶する。
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丁度、パリ行きの機内で読んだので、向こうの何人かの友人に仏教における理想的な人生の送り方と 「林住期」 という時期の存在について話していた。
(以下省略)
≪…林住期…≫として、
返信削除≪…自分との絶え間ない会話 …「縁起」の理…≫で見いだされる、
【数そのモノ】を[哲学]すると、十進法の基での桁表示の【数そのモノ】のからの西洋数学の成果の6つのシェーマ(符号)と[自然数]に≪…「縁起」の理…≫をする[機会]に恵まれる。
ライプニッツの「理性に基づく自然と恩寵の原理」の『《モナド》』を、≪…自分との絶え間ない会話…≫すると、『モナド写像(関数)』が、[自然数]を『縮約(縮退)自然数』であるとのことを知り・知らされる。
そして、『《モナド》』は、『ジャーゴン(数の核)』(『創発立方体』)、を生み・生まされている。
『創発立方体』の[時間]による『創発立方体の変容』は、『トポス写像(関数)』が[空間]と[時間]の繋がりを示していそうだ。
このような、≪…「縁起」の理…≫で観る、『《モナド》』・『《トポス》』は、[数物]の哲学を[融合]しているように観得る。
コメントありがとうございます。理解を超えることが多いので、時間をかけて反芻したいと思います。よろしくお願いいたします。
返信削除≪…《モナド》…≫を『自然比矩形』に[同定]し[展開]すると『幻のマスキングテープ』に生るとか・・・
返信削除『幻のマスキングテープ』は、『かおすのくにのかたなかーど』
令和2年5月23日~6月7日 の間だけ
射水市大島絵本館で・・・
『自然比矩形』は、有田川ALEC発 『もろはのつるぎ』
「四則演算」をふくめ、『HHNI眺望』で観る自然数は、自然数のシェーマ(符号)として『自然比矩形』の[刀形]のヒゲ付きで表記したい。
返信削除「論理哲学論考」ウィトゲンシュタイン著の
≪ 四・〇四一一 数学的多様性 ≫を[内在]するモノとして導入できないだろうか・・・
これは、離散と連続の双対性の
『離散的有理数の組み合わせによる多変数創発関数 命題Ⅱ』の帰結による、次元間の位相(アスペクト)をも包括した[眺望]となっているようだ・・・
『HHNI眺望』で観る自然数の絵本
有田川町電子書籍 「もろはのつるぎ」
御講評をお願い致します。
4冊の絵本から自然数の創生過程を発掘調査する。 「こんとん」夢枕獏文 松本大洋絵 「みどりのトカゲとあかいながしかく」スティーブ・アントニー作・絵 吉上恭太訳 「ゆうかんな3びきとこわいこわいかいぶつ」スティーブ・アントニー作・絵 野口絵美訳 [もろはのつるぎ](有田川町ウエブライブラリー)
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