2019年5月23日木曜日

旧知の研究仲間と会食



今夕は昔の研究所からお付き合いいただいている武田克彦氏のお誘いを受け、久しぶりの語らいに出かけた
このところ稀ではない地図を見ても道が分からないという症状のため苦労したが、何とか辿り着いた

武田氏は神経心理学の権威であるはずなのだが、そんな素振りはお見せにならない
まず最近の発見について伺った
歴史に還ると意外な発見が眠っているようである
また、昔の論文を読むと、主観を排除した現代の論文では看取できない何かを感じることがあるという

古代ギリシアにすべての根源が眠っている(はずである)
わたしなど、プラトンの考え方に同化しつつあるのだが、どうも信用されていないようだ
そうなったとしてもまだ10年先でしょ、というような感じであった
ただ、「魂の鍛錬」という概念については興味を共有されている印象を持った
丁度、第5回ベルクソン・カフェで取り上げているテーマである

今日は久し振りに日本酒を次々勧められたせいか、必要以上のことを話したかもしれない
しかし、そういう日があってもよいのではないだろうか
突き詰めれば、この人生、その瞬間しかないのだから
これはエピクロスだろうか

お隣からはパリの話題が出ていたり、さらにそのお隣からは小林秀雄を論じる声が聞こえたり
なかなか面白そうな空間であった
本日は、今日を刈り取ることができたようである





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