今日は終日雨
朝、グラウンドの周りを高校生が雨をものともせず走っていた
歩いているような生徒もいたが、、
午後から街に出る
アナトール・フランス広場にはサン・ジュリアン教会があり、ほぼ毎日眺めることになっている
その壁は湿気が出ると黒みを増してくる
微生物やカビなどの類が増殖して来るからなのだろうか
いつものカフェで数時間過ごす
先日言葉を交わしたためか、皆さんにこやかに対応してくれた
昔書いたファイルをぼんやり眺める
何もやっていなかったように思っていたが、それなりに面白いことが書かれてある
新しいことへのヒントは、まさに過去に眠っている
大統領選関連
「フィヨンかマクロンか」という討論番組を観る
ル・ペンに対するのはどちらかを論じるもの
まず、今回の事件に対するフィヨン態度が傲慢であるという指摘があった
政治家は金を自由に使ってよいのだというところが見られるという
フィヨンの先行きは厳しいのではないかという人が多かった
それに対するマクロンだが、右に左に右顧左眄するような政策を出しているという批判があった
左に対しては、例えばアルジェリア人に対して「人道に対する罪」だったという発言がある
右に対しては、例えば治安の充実を挙げている
ジョージ・ブッシュがアル・ゴアに勝った時にはflip-flop候補と言われたらしいが、それだというのだ
これはマクロンのハード・コアの支持者を減らす弱点になっているのではないかという指摘である
マクロンの言葉遣いは他の人より優れているが、大統領としてはどうかという疑問を出す人もいた
また、マクロンは細かい点ではなく、より大きな問題を提起しているとの指摘もあった
マクロンのインタビューを初めて聴いてみた
かなり攻撃的に持論を展開していて驚いた
予想とは異なり、力強い印象がある
アルジェリアでの発言について、次のように語っていた
私の意識は未来にある
これまで、非を認めると国の威厳を貶めたとする人がいたが、それは政治屋の考えだ
目指しているのは和解の政治だ
フランスとは何か?
それは歴史であり、自由とか自立というような普遍的な価値への希求である
そのビジョンを掲げることが重要なのである
治安の充実も自由を守るための条件を維持するためであり、市民社会への介入のためではない
日常生活の安全が守られないことは許されない
現代の問題は複雑である
右か左か、では問題解決はできない
問題そのものに向き合うことが重要で、解決のためにはプラグマティズムが必要である
彼の「もの・こと」へのアプローチに違和感はなかった
寧ろ、ドグマに囚われていない印象があり、より広い層に訴えかける力もあるように見える
今のフランス人はアモンやメランションの政策を求めていないという声が聞えた
今日のところは、ル・ペン対マクロンになりそうな感触を持った
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