2019年8月19日月曜日

パースの哲学: 可謬主義と連続主義



本日は朝からしっかりと雨が降っていた
一雨ごとに秋が熟していく
向かいのグラウンドの芝もこれまで一部茶色くなっていたが、この雨で緑が浮き立ってきた
午後からは日の光が顔を出してくれた


昨日取り上げたチャールズ・サンダース・パースの哲学に興味深い考え方があった
7-8年前に調べた時にも気付いていたことを思い出す
自分の中にも見られる考え方でもあるので、ここで簡単に纏めておきたい

一つは、可謬主義(fallibilism)
如何なる信念や見解にも理性的な確実性はないという立場で、わたしも同意したい

もう一つは、連続主義(シネキズム: synechism)
この言葉は、ギリシャ語の連続性を意味するsynechésに由来する
唯物論は物が第一で、観念論は観念が第一のものの見方である
同じように、連続主義はすべてを連続性の中に見る傾向としてパースが提案した

物の世界と観念の世界が全く別物であるとは認めない
連続主義者は、わたしはすべてがわたしで、あなたでは全くないとは言うべきではない
死を迎えたとしてもすぐには意識はなくならないと連続主義者は考える
ただ、この世界に不連続がないとは考えていない

完全に理解しているとは言えないが、世界に広がるストア派の意識と関係するのだろうか
最近のわたしは、この存在が外に少しずつoozingを起こしているように感じている
繋がっているという感覚が、恰も物理的な変化を伴っているように感じているのである
これもシネキズムに関係しているのだろうか

この問題には、これからも注意して行きたい







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