昨日は久し振りに太陽が顔を見せてくれた
小鳥たちも嬉しそうに声を弾ませている
紫煙とはよく言ったものである
強い光の下では紫が一段と映える
向かいの芝生の緑も鮮やかで、試合が近いのかゆっくりと白線を入れる人がいた
やっと元旦を迎えたような気分で、この世に在ることを素直に悦びたくなる穏やかな朝であった
午後から旧市街に出て仕事をする
いつもの席は女子学生に占められていたので、その横に席を取って数時間
少しは前に進んだのだろうか
途中、疑問が出てきたので隣に声を掛けてみた
すると怪しがられることもなく実に親切に教えてくれる
日本ではこの距離が意外に遠いことが分かる
トゥール出身ですかと訊くと、ブラジルからだという
訛りを聞き取ることができないほど流暢なフランス語であった
帰りはすっかり姿を変えた夜の街を味わいながらゆっくりと歩いてきた
光が生み出す魔術になるのか、なかなかの変身振りであった
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