2017年1月20日金曜日
死とか病とか
昨日、パリからの車内で、以前にブログで触れたことのあるお二人が亡くなっていたことを知る
お一人は文学者のジョン・バージャー氏で、今月2日に90歳で亡くなっている
もうお一方は音楽家のジョルジュ・プレートル氏で、今月4日に92歳で亡くなっている
これらは必然の出来事だが、以前とは受け止め方が変わってきている
ベルギー出身のシャンソン歌手ジャック・ブレルさんは、人生で重要な日は二つしかないと言った
その一つが亡くなった日で、もう一つは生まれた日
その間にやることは大したことじゃない
ブログ記事はそれぞれ以下の通り
ジョン・バージャー、人生のスタイル John Berger, son style de vie (2009-01-23)
よいお年をお迎えください (2009-12-31)
今日はアメリカ大統領選の裏の(?)話題に行き当たった
ヒラリー・クリントンの病気のことである
9・11のセレモニーの際に体調不良で席を早く立ち、車に乗る時に足がもつれた映像が流れた
これは日本でも伝えられたのではないかと思う
しかし、ネット上にはその他にも普通ではない行動が何度も観察されたという情報がある
それは神経系の異常を思わせるものだという
こちらの方は日本では流されていないのではないだろうか
もしこれが本当なら、今回の選挙結果は彼女にとってもよかったのかもしれない
わたしがアメリカにいた時にレーガンが大統領に選ばれた
もうすぐ70歳を迎えるという1981年に就任式があった
その時は年齢が問題になっていた
わたしも大丈夫かなと思っていたが、結局2期務めた
レーガンと同じ予備選に出ていたハワード・ベーカーは背が低過ぎるのでは、などと言われていた
政治家は大変である
翻って今回の二人の候補を見れば、レーガンと同年代である
しかし、当時のような問題のされ方はなかったのではないだろうか
時代とともに、人間は若返り、活力を増しているように見える
先日見た映像では、トランプ氏が2期を目指すと軽口を叩いていたが、不思議ではない時代である
そう言えば、レーガンと同じ時期にニューヨーク州の上院議員の選挙があった
共和党の指名選ではジェイコブ・ジャヴィッツとアル・ダマトの争いとなった
ジャヴィッツ氏は上院議員を24年も務めた重鎮だが、筋萎縮性側索硬化症の診断が下っていた
それでも出たのである
一方のダマト氏はまだ40代で殆ど無名だった
その彼が相手の病気を攻撃してきたのである
そのやり方が批判の対象になっていた記憶がある
実際にはダマト氏が勝ったが、致し方ない結果ではなかったのだろうか
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