2017年1月29日日曜日

アンボワーズ訪問

     アンボワーズ城 (Château d'Amboise)

本日は友人の案内でアンボワーズ訪問となった
幸いそれほど寒くもなく、曇っていた空にも晴れ間が見え、まずまずの散策となった
まず、駅から南に向かいロワール川にかかるマレシャル・ルクレール橋を渡る
川岸に像が見えたので、そこに向かう(その写真は後ほど)


 
     クロ・リュセ城 (Château du Clos Lucé)

最初に、ダ・ヴィンチ終焉の地となったクロ・リュセ城に行ってみることにした
広い敷地には緑溢れる空間が広がっていた
ダ・ヴィンチはここに最晩年の1516年から亡くなる1519年までの3年間を過ごした
フランソワ1世の招きであった 
彼は2歳で父を失っていたので、ダ・ヴィンチの中に父を見ていたようである
この地でのダ・ヴィンチ滞在500年を記念して、去年から行事が行われているようだ


 
    お城の食堂には簡素な食事が置かれていた



    サン・ユベール礼拝堂(Chapelle Saint-Hubert)

それからアンボワーズ城に向かった(冒頭の写真)
こちらも広大な敷地で、その中にサン・ユベール礼拝堂もあった
本当に礼拝するだけの小さな空間で、そこにダ・ヴィンチの墓もあった


  ダ・ヴィンチの墓(La tombe de Léonard)

ダ・ヴィンチが亡くなった後、近くのサン・フロランタン教会に埋葬された
しかし、200年以上前にほぼ完全に破壊された
1863年の発掘で骨が見つかり、現在のサン・ユベール礼拝堂に新たに埋葬されたようだ
ただ、当時の同定方法に疑問もあり、現在最新の技術を用いて検討中だという


   サン・フロランタン教会(Église Saint-Florentin


     アンボワーズ城のダ・ヴィンチ

 
     アンボワーズ城からロワール川を望む

ロワールにできた中島「イル・ドール(金の島)」の木の下に青銅色の像が見える
拡大すると以下のようになる


    ロワール川沿いのダ・ヴィンチ像



お城に繋がる敷地の下に当たるのではないかと思う
そこの縁に当たるところが削られて崖のようになっている
そこを掘るようにして何軒かの家が作られていた
私有地なので入ることができなかったが、観光客も興味津々の様子で話を訊いていた


こじんまりした愛すべきお店と空間が溢れる町であった
トゥールから30分ほどでタイムスリップしたような一日であった
それは想像の中にあったこの町のイメージを一新させるものでもあった




jeudi 2 février 2017

昨年4月にトゥールを訪れた際、ダ・ヴィンチの500年記念祭の案内を見ていたことを思い出した

 好印象と共にパリへ  (2016.4.17)

その時に思い描いていた隣町のイメージが、おそらく「想像の中にあった」ものではないだろうか
それが今回具体的なものに置き換えられ、一新されたということになる





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