2018年4月11日水曜日

遺伝子を見直す



パリの最後の方では、そこいら一面に紙が散らばっていた
こちらでは一室を小さな書庫としており、気分は落ち着いている
ただ、その落ち着きは紙との距離を広げているようでもある

パリで出会ったものについて考えることが、一つのプロジェになっている
つまり、新たに広げるのではなく、手持ちのものについて何をするのかという問題である
今朝、この状態が遺伝子と環境との関係と重なった

手持ちのものとは、親から譲り受けた遺伝子でどうしようもないもの
諦めが大切だ
しかし、生物はそれだけではなく、生きる中で何かを加えることができるようになっている

ここで遺伝子に当たるのが、パリで受け取ったもの
それについて何かをやるのが、これからということになる
受け取ったものを見直すためにも、もう少し書庫に足を踏み入れてもよいのではないか

そんな思いが浮かんできた雨上がりの朝である





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