2019年11月17日日曜日

ガラスが隔てるもの



この1週間ほど外の世界に出ていたが、非常に長く感じた
これは最近の感覚なのだが、時の流れがゆったりしているのだ
ひと月が数か月に感じる
より正確には、無限の中にいるような感覚と言ってもよいだろう

そして、再び静かな時間が戻ってきた
今朝、ガラス越しに外の景色を見ている時、ガラスが邪魔しているものに気付く
暫く前から感じていたことだが、ガラス窓を開けた時に見える景色の生々しさが失われているのだ
今日もその生々しさを味わうため、寒い中ガラス窓を開け放ち、久しぶりに紫煙を燻らす
朝日に漂う紫煙の美しさに気付いたのはパリにいた時だが、その至福の感覚は今でも失われていない
暫しのメディタシオンの時間となった




0 件のコメント:

コメントを投稿