先週、黒澤明のドキュメンタリーを観た
最近、このような人間の生の姿が出るようなものが好みになってきた
本当にタイミングよく遭遇することができた
その番組の最後の方でなかったと思うが、黒澤の言葉がすんなり入ってきた
それは、自分は編集するために撮っている、というもの
その含みは、撮ってから編集するのではない、ということ
なぜすんなり入ってきたかというと、以前に触れたようにも思うが、わたしと写真の関係に似ていたからである
昔は写真を撮るその時が重要だった
その時に良いと思うものを大切に撮るという感じだった
フィルムだったことも関係していたかもしれない
それが変わったのは、2005年にブログを始めてしばらくしてからである
毎日出す写真を選ぶ過程が入ったのである
そこで重要になるのは、選ぶ時にどう感じるかで、撮った時の気分はそれほど重要ではない
極言すれば、写真を撮る時には手当たり次第でよいことに気付いたのである
勿論、その時点でそれなりに撮るのだが、選ぶのは未来の自分なので責任は負えないという感覚だろうか
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