2017年10月11日水曜日
東京理科大学の第一講、終わる
昨日一日でも終わらなかったのであきらめムードであったが、今朝早く目が覚めた
誰かが起こしてくれたという感覚である
お陰様で出発までの5時間ほど集中する
しかし、それでもまとまりがつかず、乗り換え駅のカフェでさらに手を加えてやっと形になった
それにしてもご苦労さんなことである
精神的な疲れはないが、肉体的なものが問題になりそうだ
エピクテトスによれば、それはそもそも自分ではコントロールできない領域にある
今日はゆっくりして、明日から再び始めるしかなさそうだ
外国人がいるので、英語で講義するように言われていた
全学に開かれた講義で、50名くらいの修士の学生さんが聴講していた
講義のテーマは倫理だった
この問題を考える時、日頃行っている科学的な思考だけでは不十分であると考えている
そのため、前段として考える上で重要になる意識の構えや自己を客体化する必要性について触れた
その点に目が開かされたという人が少なからずいた
それから、成績が必要になるので小さなテストをするようにとのことだった
問題の一つは、講義を聴く前と後で自分の中で変わったことがないかを観察して書いてもらった
このような振り返る時間を毎日持つことが、考える力を養う助けになるような気がしている
将来の社会を考える時、問題に正面から向き合い真剣に考える人間が増えることが重要になる
レポートを見ていると、そのような姿勢で書いている様子が伝わってくるものが多かった
これは外から姿を見ているだけではなかなか分からないものである
そう言えば、そもそも人の内面は分からないものであった
真面目に反応している様子を観察できたという意味で、今日の努力は無駄ではなかったと思いたい
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