2017年10月25日水曜日

東京理科大学、最終の第三講終わる



昨日は終日の準備だったが終わらず、今朝に持ち越された
しかし疲労が蓄積しているのか、今朝は危うく遅刻しそうなお目覚めであった
デジュネの予定もキャンセルして、最後まで準備
最後の電車の中で最終版が出来上がった
問題はまだ待っていた
今日は雨天のため、駅前にタクシーが一台もいない
慌てることなく待っていると、時間通りに教室に滑り込むことができるタイミングで現れてくれた

今日のテーマは生命倫理という大きな領域だが、基本的な考え方と個別の問題を一二取り上げた
個別の問題として、生の終わり、死に纏わる問題、死の誘導と不死について考えた
不死とまでは言わないが、例えば人生150年となった場合にどのようなことが考えられるのか
人生は長ければよいのか、そのような社会に新たな問題は出て来ないのかなど、、問いは尽きない
健康状態にもよるのだろうが、そんなに長く生きたくないという考えの学生が少なくなかった
老人が増えている今の社会の状況を反映しているのだろうか
今日で3回目なので、普段はやっていないと思われる頭の使い方にも慣れてきたように感じた

今回のテーマはフランスにいる時にぼんやり考えていたこととは異なるものになった
向こうにいると、日本の状況を現実感を持って捉えられないところがある
そのためだろうが、なかなか手を付ける気にならないのである
こちらでやり始めてその次が見えてくるという感じだろうか
最後の最後まで、というやり方はこれからも変えられそうにない 

今回は3回に亘って生命と倫理について考えたが、講師の中にも一つの枠組みが出来つつある
これからそれを基に考えを広げていくことができるのではないだろうか
その意味では貴重な経験をさせていただいた






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