2017年11月20日月曜日

明日から動き出せるか、そしてアウグスティヌスの一生



今年も残り僅かになり、振り返りの時期に入っているが、まだやるべきことが残っている
しかし、このところの風邪で手が付けられなかった
今日は細かいことを処理したが、これはこれで重要なことであった
明日辺りから動き出せるのではないだろうか
いずれにせよ、これからは project-oriented の傾向が強くなりそうである
やや詰まらないところもあるが、この10年その反対をやって来たので致し方ないだろう
豊穣のときをたっぷり味わわせていただいたと感じているからだ
いま、見境なく拾い集めたものを纏め上げる時期が来たのだと理解することにしている




昨日の本にアウグスティヌスの人生行路図が出ていた

354年、北アフリカ、現在のアルジェリアにあるタガステに生まれる
370年からカルタゴで学ぶ
371年、父パトリキウスが受洗して亡くなる
372年、同棲中の女性との間に息子アデオダトゥスが生まれる
 ‹ a-deo-datus ›とは、「神から与えられた者」の意
同棲は15年に及ぶも結婚には至らず
肉欲の中にあったと『告白』している
釈迦の若い時にも似たようなところがあったのではないか

383年にローマへ、そして384年にはミラノへ
385年、母モニカがミラノへ、生活を共にしていた女性との別れを逡巡の結果、決断する
386年、外で遊ぶ子どもから「Tolle, lege(取れ、読め)」という声を聞く
目に入ったパウロの「ローマ人への手紙」を手に取ると、次の言葉があった
「宴楽と泥酔、好色と淫乱、争いと妬みとを捨てよ。主イエス・キリストを着よ。肉欲を満たすことに心を向けるな」
387年、この言葉で回心、息子アデオダトゥスとともに洗礼を受け、キリスト教徒になる
387年、アフリカに戻る途中、母モニカがオスティアで没する
その数日前の二人の不思議な体験がアウグスティヌスにより報告されている
「二人の思考は、すべての物質的な世界を踏み越えて、日と月と星が地上を照らす天空も通り過ぎてはるかに上昇し、さらに純粋となって自分たち自身の知的な精神のうちに到達し、さらに進んで非物質的な『ものそれ自身』へと向かった」
388年、タガステに戻り、清貧生活を始める
390年、 最愛の息子アデオダトゥスを失う

391年、北アフリカ、ヒッポ教会の司祭に
395年、補佐司教を経て、396年には司教に就任
英語でAugustine of Hippo、フランス語でAugustin d'Hipponeと呼ばれる所以である
426年、司教から引退
430年、ヴァンダル族包囲の中、ヒッポで病に倒れ、亡くなる。享年76。





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