2018年3月31日土曜日

元気の素



人間の活力を決めているもの
元気の素とでも言えるものは、人によって様々だろう
男であれば女性であったり、友人だったり、家族だったりするのだろうか

私の場合、そのような外的な要因に左右されないものを求めようとしてきた
それを最初に感じたのは、ニューヨークにいた30代前半のことである
その時、「内なるモーター」を作り上げるというアイディアが浮かんできた
それ以来、特に意識したことはないが、そのように生きてきたようである
外的な影響を受けない内なるモーターによって生かされてきたと自分では思っている

独立した、自立したと言われるような状態だが、本当にそうだろうか
そこで行われていることは、自律した自己との対話ではある
しかしそれは、過去人によって栄養を与えられた自己との対話である
生身の人間にではないが、やはり依存しているのである

ハイデッガーではないが、我々はこの世界に投げ出されている
しかし、それはあくまでも他者との関係の中でのことである
実際には、生身の人間の有形無形の影響もそこに働いているはずである
それを意識できるかどうかの違いだけだろう
死に向かう世界内存在とは、そういうものなのだろう
であれば、この世にある内にできるだけ多くの影響を受けたいものである

少しだけ認識が広がったように感じる土曜の午後である




0 件のコメント:

コメントを投稿