久し振りにコリングウッド(1889-1943)を開いてみた
そこに次のような記述があった
非常に高いレベルの哲学的天才としてサミュエル・アレクサンダー(1859 -1938)とアルフレッド・ノース・ホワイトヘッド (1861-1947)の二人を挙げ、デイヴィッド・ヒューム(1711-1776)以降見られなくなった哲学的著作の偉大な作風に戻るものであるとして、こう続けている
すべての偉大な哲学者はこの心の平静さを持ち、彼らのビジョンが明確になるまですべての情熱を注ぎ込み、まるで山の頂から「もの・こと」を見ているように書くのです。これが偉大な哲学者を際立たせる気品なのです。それを欠く書き手は読むに値するかもしれませんし、そうでないかもしれません。いずれにせよ、その書き手が偉大さには至っていないことは確かです。
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