昨日の子規の庭の後、入江泰吉旧居に向かった
途中、時間が止まったような空間の中、古い様式の家があるのを興味深く見ながら楽しむ
それは懐かしさ、あるいは源に帰るという感覚なのだろうか
目的地の周辺は白壁が目立った
係りの方から丁寧な説明を受けてから、各部屋をゆっくり味わう
周りには緑が溢れ、それを感じながら生活していたことが見えてくる
夏には蛍も現れるという川が下を流れていた
日本の伝統的?な家屋から遠ざかって久しいので、やはり懐かしさのようなものを感じた
以下にいくつか紹介し、思い出してみたい
左側ソファの奥が入江氏の定位置だったようだ
その定位置に座り、机の上にあった書籍をいくつか覗く
「山色清浄身」
この言葉の意味を中村元氏の解説によってみてみたい
これは蘇東坡の詩に出てくるものに基づいて言われている
蘇東坡は日本にも大きな影響を与えた中国宋時代の詩人である
この詩人は自然世界の宗教的、哲学的意義を讃えた
インドにも同様の詩はあるようだ
それは、煩わしい人間界から逃れて自然の中にあるのは清々しいという意味のものが多い
しかし、この詩では、自然の世界に仏さまの清らかな身体が現れていると謳っているという
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