2017年8月24日木曜日
景色との距離、日仏比較
本日も午前中は曇りで、午後から快晴になった
朝からテクノのカフェに出かけ、少し読んでから帰ってきた
もう注文する前に飲み物が届くようになって久しい
先日、トラムから流れゆく景色を眺めている時のこと
どうしてこちらでは景色を快適な気分で眺めることができるのか?という疑問が湧く
この場合の快適とは、カラッとしたとかドライな感覚があるという意味になる
こちらでは、対象との距離が少し離れているような、他人事のような気がしているからではないか
それに対して日本では、じめっとしたというか、自分との距離が近すぎる感じがする
昔から見慣れた景色なので、それが知らず知らずのうちに中に入ってくる
あるいは逆に、 自分の中身が景色の中に溶け出していくような感じだろうか
そこに関わりを持たざるを得なくなるという感覚だろうか
フランスでは景色との間に明確な境界を作ることができるような気もしている
そのため、距離をとりながら客観的に観察できているように感じている
それは自己との対話をも容易にしているように見える
こちらでの感覚を軽やかと形容すれば、日本ではやや重苦しいとでも言うのだろうか
もちろん、日本に落ち着いて他の土地に行くと、外国のように感じるところがあるかもしれない
しかし、外国に出ると、その違いも誤差範囲に入ってくるように見える
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