2021年4月8日木曜日

COVID-19: 正しい現状認識は行われているのか















コロナの感染拡大が止まるところを知らないようだ

日本の統計は当てにならないので実態が掴めない

数を恣意的に扱いたいという思惑があるため、我々は実態が掴めないようなやり方になっているように見える

(政治の方は実態を知っていると思われるのだが、、)

日々の感染者数は保健所経由で届けられたものだけで、検査数は日によってまちまち

1年経っても増える気配はない

それどころか、直近の東京の検査数は以前の十分の一くらいではないかというニュースを見た

単純計算すれば、500人の感染者は5,000人ということになる

正確な現状認識は行われているのだろうか

正しい情報を集め、その上で対策を講じるという当たり前のことが行われているのだろうか

心配になる





2021年4月7日水曜日

COVID-19: フランスの様子













フランスは先週土曜から何度目かの封じ込めに入った

実際の感触を掴むために様子を聞いてみた

想像通り、外出もままならず生活自体が不便になっているという

フランス入国時の1週間の待機だが、どこも管理していないようだという

自分で規則通りやっていると言えばよいということなのだろうか

その方によれば、だから感染が広がっているのではないかとも

しかし、日本に戻る時には2週間の隔離がある

面倒なので特別のことがなければ避けたいものである

ということで、いつ向こうに行けるのか目途が立たない







2021年4月6日火曜日

大胆な構成の変更




















今朝は、長期プロジェに大胆な変更を迫るアイディアと共に目覚めた

今当たっているところは、本当にダラダラと長引いている

その原因が全体の構想がしっかりしていないことにあると気付いたのだろう

新しい構成が浮かんできたようだ

朝のセッションはそれに則って進めたが、久し振りに引き締まった良い時間となった

今日はこの線で歩むことにしたい






2021年4月5日月曜日

もう少しどっしり構えて



















今日は快晴の気持ちの良い日であった

内の状態はどうだっただろうか

プロジェが増えたため、気が散ってしようがない

その時の気分で少しずつ当たるというのが今日の状態であった

その少しずつが結構奥が深いので大変である

明日からはもう少しどっしり構えて当たりたいものである

 

 





2021年4月4日日曜日

話すことと思索すること、あるいはアーレントの政治と哲学



目覚めて暫くすると、ある考えが巡っていた

まず浮かんだのは、おしゃべりすると思索が邪魔されるという日頃から感じていること

静かな日々を送っていると、そこにある時空間がすべて自分のものとしてあり、思考が繋がりをもって進む

深いところに居続けることができるのである

そこで声を出すということは、それが途切れるように感じられる

しかもそれを続けていると、思索の空間は確保できない

しかし、それが日常生活というものだろう

つまり、日常生活は思索とはかけ離れた世界なのである

 

こんな考えが浮かんだのは、昨夜寝る前に観たアーレントのインタビューが影響していると気付いた

これはネットで紹介されていたもので、流し始めて直ぐ、以前に観たことを思い出した

調べて見ると、もう8年近く前のことであった

ハンナ・アーレントさん、政治と哲学を語る(2013.8.22)

この記事では、アーレントの言葉を次のように纏めていた

「わたしは政治哲学者ではない、政治理論の専門家である。哲学と政治はそもそも緊張関係にある。それぞれ静的な思考の世界と行動の世界にあるからだ」

「わたしにとって最も重要なことは理解すること、その思考過程が最も重要である。何かを言うため、影響を与えるために書くのではない、理解するために書いている。読者がそのように理解してくれるとすれば、最高の満足である」

「第二次大戦中の経験から、インテリはあらゆることの解釈を捏造することを知った。そして、お互いを批判しない。インテリの中では協力するが、その外とは関係を持たない。それがインテリというものの本質であることがわかった。それ以来、インテリの世界には一切関与しないことにした」

「わたしは英語もフランス語もやるが、ドイツ語は何物にも代えがたい。豊かな仕事は母国語からしか出てこない」

「ヤスパースが話し始めるとすべてが明快になる。彼ほど話すことに無条件の信頼を置いている人間を見たことがない。彼は自由と繋がる理性という概念を持ち合わせていた。その理性が実践されている現場に居合わせることができたのである」
 

今朝浮かんだ考えに合致する言葉が、このインタビューにはあったのだ

それは、喋ることは行動である、という何気なく吐いた言葉であった

行動と思索は対立するのである

その前に「哲学と政治は対立する」というフォルミュールについて語っていた

その意味は、哲学が政治に対して批判的なことを言う可能性があるからではない

思索と行動はそもそも対立する世界にあるからという根源的な理由からであった


細かいことを言えば、人と話すことによって発見することも少なくない

その場合でも、日頃の思索の蓄積があると発見も倍増しそうである

ところで、ハイデッガーは思索も行動であると言ったが、これはどう解釈すればよいのだろうか

理論と実践を分けるべきではないという意味だろうとは思う

思索なしの行動は人間のものではないと言いたいのかもしれない

歴史を見ると、思いなしによって人間は行動するが、それが間違っていることが少なくなかった

そうすると、真なる思いなしと偽なる思いなしを見極める必要がある

真なるものを判定するのは並大抵のことではない

自分でそう思ったではダメなのである

ひょんなところから認識論の世界に迷い込んでしまった






2021年4月3日土曜日

思いもかけぬ週末の発見
















今日は、このところの週末の日課に当たる

記憶を辿る作業が主体なので、それを引き出すために記録に触れることになる

その過程で7-8年前に描いた図を見直すことがあった

当時はそれがどういうことなのか明確な意識もないまま描いていたように記憶している

しかし、この間の歩みの中から顔を出したものが余りにもぴったり当て嵌まっているのに驚いたのである

このスキームは案外行けるかもしれないという感触が湧いてきた

その感触と共に長期プロジェに関連する新しいプロジェを二つほど思い付いた

まだ実を結ぶかどうかはわからないが、それを探る価値はあるのではないかという感じである

思いもかけぬ発見であった

 




2021年4月2日金曜日

朝の至福の時間



















昨日、今日と気持ちの良い朝となった

太陽を一杯に浴び、紫煙を燻らすのは至福の時間だ

紫煙があるのとないのでは思索の集中度が違うような印象がある

いずれにせよ、このところ目覚める前にいくつかのアイディアが浮かんでくる

起きてメモし、その後でその内容をエラボレイトするところから一日が始まる

今朝もよい時間となった


それが一段落したところでテレビをつけると、ピカソの青年時代のエピソードが流れていた

以前から感じているが、日本から見るヨーロッパは何より美しい

と同時に、知性の在り方ーーそれはこの世界の捉え方にも通じるのだがーーにも魅力を感じる

わたしがものを考えるようになったのはヨーロッパであり、それをさらに後押ししてくれたのもヨーロッパであった

ピカソが最後まで公表しなかったという絵3点も見ることができた1時間

その意味では、発見に満ちた時間となった

 

 





2021年4月1日木曜日

COVID-19:マクロン大統領による新しい状況認識と対策















 

昨夜、マクロン大統領がテレビ演説を行い、新型コロナウイルス感染状況の現状及び新たな措置等について説明した

大きなポイントは、現在一部の県で実施されている規制措置が、この土曜からフランス本土の全県に拡大されること

これからのひと月がカギになると考えているようだ

以下、大使館からのまとめを張り付けておきたい


----------------------------------------------------------------


1 感染状況等

● 数週間前から、新たな感染状況に直面している。3月頭から、英国変異株の感染拡大が加速的に悪化し、仏全土に広がっている。いずれの地域圏も例外ではない。
英国変異株は感染力が高く、致死率も高い。健康状態に問題のない60歳、50歳、更に若い世代も重症化するリスクが高く、昨年春の感染状況よりも危険な状態。現在重篤者の44%が 65歳以下である。
● こうした状況を受け、フランス政府は3月18日、20近くの県に対して規制強化を発表した。2週間後の現在、最初の効果が見られるものの、加速的な感染拡大を前に、その効果は全く十分ではない。
● 医療機関が新型コロナウィルス以外の治療をできる限り中止することなく、より多くの重篤者を受け入れられるよう、今後数日間で更に重点的に対策を取る。
● 現在7千床以上ある重篤者向け病床を、医療分野の学生、定年退職者、ボランティア等の協力を得て1万床まで増やす。

2 新たな規制措置

● すでに19県で導入されている以下の強化規制措置を本土のすべての県において4週間導入する。海外領土・海外県はこの対象としない。
● 3日(土)夜から開始する。
・ 19時~6時までの夜間外出禁止
・ 6時~19時の日中は、10km圏内の移動であれば証明書なし(住所を証明する書類が必要)・時間無制限で可能。
・ 地域圏を超えた移動は、4月5日以降やむを得ない理由がない限り禁止。
・ 生活必需品を扱う商店は開店(既に19県において適応されているリストのとおり)
● テレワークは組織的に行われ、実施可能な場合は毎回実施されるよう呼びかける。
● 今週末、復活祭のために地域間を移動することは可能。
● フランス人が海外からフランス国内に入ることは常時認められる。
● 国境労働者の移動を可能な限り容易にすべく、すべてのことを行う。
● 公道・公共空間における集会およびアルコールの摂取に関する監視を強化する。
● 宗教関連行事においても、感染拡大を避けるべく、家族・友人との集会を控えること。

3 学校

● フランス全土において、保育園、幼稚園・小学校、中学校、高校を3週間休校にするが、子供達が孤立し学習できないことがないようにカレンダーを調整する。
● 医療従事者等の子弟や困難な状況に置かれている子供たち以外は、4月5日より1週間、自宅での遠隔授業とする。
4月12日からフランス全土で2週間の春休みとする。
● 4月26日からは、幼稚園と小学校の登校が再開され、中学校と高校は遠隔授業になる。
● 中学校と高校は、5月3日より必要に応じて上限を設けた上で登校が再開される。
● 高等教育機関に関しては、学生本人が希望する場合、引き続き週1日の授業出席が可能である。
● 子供の面倒を見るためにテレワークができない者については、部分的失業制度の利用が可能である。

4 ワクチン
● 本31日、1回目の接種を受けた人数は850万人、2回目の接種を受けた人数は300万人を超えた。
● ワクチンは2回目の接種後2週間で結果が出始める。事実、80歳以上の新型コロナウィルス感染による致死率が大きく下がっている。
● 90%が1回目のワクチン接種を行った要介護高齢者施設(EHPAD)では、段階的に元の生活を取り戻しつつある。
● 今後数週間で、ワクチンの取得を加速させ、フランスおよび欧州での生産を加速させていく。他国に依存せずに必要なワクチンを確保できるよう、大陸ヨーロッパは世界第一のワクチン生産を目指す。
● ファイザーおよびモデルナのワクチンについて、1,700のセンターが設置されている。
● アストラゼネカおよびジョンソンエンドジョンソンのワクチンは、すべての一般医、薬剤師、看護師により接種が可能。
● 25万人の医療関係者がワクチン接種に従事している。
● 55歳以上の肥満、高血圧、糖尿病患者はアストラゼネカのワクチン接種が可能。先週から開始し、今後加速させていく。
● ファイザーとモデルナのワクチンは、70歳以上が接種可能。
● 数日前から、ワクチン接種の予約が取れなかった75歳以上には、医療保険側から電話をし、彼らの予約を行う。並行して、予約のために特化した電話番号も設置する。
● 4月16日以降、60歳から70歳の人を対象とした1回目の予約受付を開始する。
● 5月15日以降、50歳から60歳の人を対象とした1回目の予約受付を開始する。
● 6月中旬以降、50歳未満のすべての人に対し予約受付を開始する。
● 今後夏の終わりまでに、18歳以上のすべてのフランス人がワクチン接種を受けられるようにする。

5 今後の見通し

5月半ば以降の段階的規制緩和のスケジュールについて、近く発表する。
● 5月半ば以降、文化施設を厳格なルールの下で再開し、条件付きでテラスでの営業を許可する。
● 5月半ばから夏にかけての、文化・スポーツ・レジャー関連施設、イベント会場、カフェ、レストランの段階的な再開に関するスケジュールを計画する。






2021年3月31日水曜日

3月を振り返って















今月も最後の日を迎えた

振り返りモードに入ると、月初めの雪搔きが思い出される

もう大昔の出来事である

本当にひと月は長いというのが、再びの感想である


今月は新しいプロジェの1章を、ファーストバージョンではあるが纏めることができた

長期になっているプロジェは、まだそこまで行っていない

こちらは事実を確かめる作業が多く、学びながら書いているようなところがあるのが原因かもしれない

ただ、何かを理解した時、これまで暗かった自分の世界の一隅が照らされるように感じることがある

それは何ものにも代え難い感覚である

そのような状態にいて纏めていることになる

また、書いてはいるのだが、それは同時に読むことにもなっている

アドーさんが言うように、事実を追う読みではなく、一つひとつの前で立ち止まって瞑想するものである

ゆったりしているわけである


今月の後半になり、旧プロをウィークデー、新プロを週末という週間予定も決まり、今のところ問題なく進んでいる 

また、新旧プロジェの知的遍歴における位置づけも明確になってきた

そう言えば今月初めに、長い冬眠から覚めたのではないかと思う瞬間があった

これから精神の活力が増してくることを願いたいものである








2021年3月29日月曜日

ビッグピクチャーを求めての知的遍歴















この週末、イギリスを代表するという自然についての作家の考えを読む機会があった

もう半世紀に亘って書いてきた御年80のリチャード・メイビ―氏で、初めての出会いになる

その中で印象に残ったことを少しだけ


彼は80歳になった今、深い悔いが残っているという

これまで自然の細かいことについては書いてきた

しかし、自然を取り巻く Big Idea については書くことはなかった

この英語は、日本語でいう「ビッグピクチャー」に近いのではないかと想像する

問題の全体像という意味合いで、哲学的省察が求められるものである

そのことを書かなかったのは、自然は小さな局面で動き、調節しているものだから

それと、ビッグピクチャーを求めるとイデオロギーや独善に陥ると考えたようだ 

しかし人生の終盤に来て、自然における他者との関係の中にビッグピクチャーに繋がる萌芽を見るようになったようだ


それから、intellectual autobiography(知的自伝)という言葉を見た時に何かが起こった

この言葉から intellectual journey(知的遍歴)という言葉が浮かび、それが自らの歩みと重なったのである

今やっているプロジェと称するものは、個人的な知的遍歴を纏める作業なのではないか

新しいプロジェはその総論的なもので、長期のプロジェとなっているものは各論的なもの

そう捉え直すと、現在の歩みが大きなフレームワークの中にぴったり収まるように感じる

そこで求めているものはいずれもビッグピクチャーなのである

勿論、現在のプロジェが終わっても、旅の一里塚にしか過ぎないのではあるが、、


Richard Mabey Interview (The Guardian, 27 March 2021)






2021年3月28日日曜日

精神を解放させる詩のエネルギー















昨夜のこと

テレビをつけると佐野元春吉増剛造両氏による対談が流れていた

実は、佐野元春というお名前は知っていたが、その顔や音楽との結び付きがなかったのである

この対談を聴きながら、彼が詩人であり、吉増氏と通じる何かを持っている方だと察した

その意味では、わたしにとっての発見となった


お二人のやり取り、特に詩の応酬は難解であった

佐野氏は次のようなことを言っていたように思う

相手の詩を理解しようとはしていないが、魂の発露のようなものを受け取るようにしている

わたしも同じような感覚でお二人の詩を聴いていた

それ以上に、そんなに縛られることなく、もっと自由に生きてよいのだという思いが生まれていた

詩には精神を解放する力が確かにある

そのことを確認させる対談となった

 




2021年3月27日土曜日

甘美な samedi は自然の中で、あるいは STEM と SHAPE















今週もプチ遠出の感じで自然の中へ

新しいプロジェに当たる

ウィークデーとは違う領域に入るので新鮮である

これから土曜が楽しみになるのだろうか

フランス語で土曜は samedi だが、フランスに渡って暫くしてからこの言葉が甘美に感じられるようになった

開放感がそこにあったのだろう

その感覚は暫く忘れていたが、ここに来て蘇ってきたように感じられる

 

ところで先日のこと

COVID-19に対する政策を考える際に自然科学と人文科学の関係が問題になるというイギリス人の論説を見た

日本でもそうだったが、まず対策について意見を求められるのは科学関係の人であった

STEM(science, technology, engineering, mathematics)と呼ばれる領域の人である

途中から社会科学系の人も呼ばれるようになったが、この状況はイギリスでも同様のようである

全体で80名になる委員会の中で、社会科学の限られた領域の人が僅かと人文科学者は1名だという

多くの人の行動がパンデミックの状況を決めていることを考えれば、この状況は変えなければならない

所謂 SHAPE(social sciences, humanities, arts for people, economy)の領域を加えて一緒に考えるべきだという

 

パンデミックが齎している問題は、単に病気になるか、ならないかだけではない

ロックダウンが続くイギリスでは、ディジタルディバイドや公共スペースの不足が問題になった

パンデミックにより、格差が益々広がっているというのだ

この解決のためには物理的なインフラストラクチャ―だけではなく、コミュニティを支える構造の構築が欠かせない

そこまでを含めて初めて、パンデミックに対応していると言えるのだろう

政府はSHAPEが問いかける問題に向き合わなければならないとしている


Nature 591: 503, 2021






2021年3月26日金曜日

COVID-19: フランスの連帯・保健大臣の会見から















昨夜、ヴェラン連帯・保健大臣が記者会見を行い、現状認識と新たな措置について説明した

状況はさらに悪化している印象がある

いつものように、大使館による纏めを以下に貼り付けておきたい


------------------------------------------------------------


1 感染状況

● 感染状況は悪化。直近24時間新規感染者数は45,000人以上

● 感染状況は地域ごとに差異あり。最も懸念すべき状況なのはイル・ド・フランス、オー・ド・フランス、プロヴァンス・アルプ・コートダジュールの各地域圏。ブルゴーニュ・フランシュ・コンテ、ノルマンディー、グラン・テスト各地域圏の複数の県でも状況が悪化。場所によっては新規感染者数が先週比80%増、入院数も増加。

アン、アルプ・ド・オート・プロヴァンス、アルデンヌ、アンドル・エ・ロワール、イゼール、ジュラ、ロワール・エ・シェール、ロワール、ロゼール、マルヌ、ムーズ、オルヌ、サヴォワ、オート・サヴォワ、ヴォクリューズ、ヨンヌの各県を新たに警戒強化地域に指定

● オーブ、ローヌ、ニエーヴルの3県は状況がさらに深刻。

2 新たな措置

● 上記オーブ、ローヌ、ニエーヴルの3県において、 26日(金)夜24時から4週間、先週から既に16県で導入されている以下の強化措置を適用。
・ 19時~6時までの夜間外出禁止
・ 屋外での6人を超えた集会の禁止
・ 6時~19時の日中は、10km圏内の移動にとどまる限りは証明書不要(他方で、住所を証明する書類が必要)。時間無制限で可能。
・ 地域圏を超えた移動は、やむを得ない、又は職業上の理由がない限り禁止。
・ 生活必需品を扱う商店は開店。
・ 幼稚園、小学校、中学校は引き続き開校。高校は同時出席生徒数を半分に。
・ 宗教施設は引き続き開放。

3 判断の要素

● ウイルスの感染状況は地域によって異なるため、全国レベルで同一の措置ではなく、地域ごとの措置をとる。
● 屋外であっても、大人数で集まると感染リスクが高まる。
● 移動を抑制するため、テレワークを奨励。
● 夜間外出禁止は、他人の家での大人数での夕食等、感染しやすい状況を防ぐため。
● 学校の閉鎖は、子供の学習や両親の生活に大きな影響を与えるため、最後の手段。教育大臣と共に、衛生プロトコルの強化を検討。唾液検査キャンペーンも実施中。必要があれば学級閉鎖を実施(昨24日時点で2,962学級、105校が閉鎖)。
● 完全な外出禁止措置は、他の全ての手段が不十分だった際の最後の手段。今週末~来週頭頃に見込まれる先週以降の措置の効果を見極める。

4 病院の状況

● 例えば、イル・ド・フランス地域圏では、約7,000人のコロナ患者が入院中(うち1,410人が蘇生病棟)。
● より若年で、時に併存疾患がない入院患者が増加。2月頃から、変異株によると思われる、若年層での重症化傾向が見られる。
● 同地域圏では新たに2,250のコロナ患者専用蘇生用ベッドを増設。既に35~40%の予定された手術が延期されたが、今後の延期率はおそらく80%程度になるだろう。

5 ワクチン

● 本25日、1回目の接種を受けた人数は700万人を超えた。約250万人は2回接種済み。75歳以上の半数以上要介護高齢者施設(EHPAD)の入居者の90%少なくとも1回の接種を受けた。
● 27日(土)から、全ての70歳以上はワクチン接種センター、かかりつけ医、薬局で接種可能に。
● ワクチン製造の加速により接種を加速。4月中旬までに1,000万人以上最も脆弱な人々のほぼ全体)の接種を完了する。4月中旬にはジョンソン&ジョンソン社製ワクチンが利用可能に。






2021年3月25日木曜日

今年のニューノーマル?


















今日は、古いプロジェが少し前に動き始めたような感触を得た

これまでの停滞の時間が必要だったということだろう

それがなければ動き出しはしなかったはず

この調子でやっていきたい

 

先日思いついた、ウィークデーは古いプロジェで週末に新しいプロジェという計画

一日に二つを続けるとマンネリになりがちで、気分転換がしっかりできない

しかし新しい計画の下であれば、木曜の今、明後日に別のことに打ち込めると思うと気分が盛り上がってくる

週末になるとどんな気分になっているのかは予想できないが、こういう気持ちの変化は歓迎したい

ニューノーマルとして定着するだろうか





2021年3月24日水曜日

ウィリアム・ジェームズさんが蘇る















かなり前のことかと思って調べると、この月曜のこと

驚くほどの悠々たる時の流れである

その時、ミシェル・セールさんの古い作品との出会いがあった

現在、取り寄せている最中なので、興味深いものであれば書くことがあるかもしれない 


セールさんの記事を探すために古いブログを散策している時、もう一つの再会があった

ウィリアム・ジェームズさんの伝記に関する11年前の記事に出くわしたのである

その中に、こんな言葉が見つかった

生物学者でもなく、医者でもなく、心理学者でもなく、哲学者でもない。彼の知に飢えた熱に応える科学的なアプローチなどどこにもない。彼は未知を前にして不安に慄く人間なのだ。

副題の「自由思索者」が気に入って手に入れた本であった

 

さらに、以下のような言葉も

彼はいかなる形而上学に逃げ込むこともなく、宗教に至るまで科学知に基づいて説明しようとした

ただ、科学的方法を尽くしても説明ができないことがあることにも気づいていた

哲学とは純理論的な議論で終わるものではなく、人生と思索の間の行き来とその一致であると理解していた

その上で、人間の生の本質を理解しようとした

記事を読んでいる時、この本を買った時の情景が浮かんできた

そして、具体的な言葉は覚えていなかったが、これらはすでにわたしの血となり肉となっているものである

ジェームズさんは拙エッセイシリーズで5回登場している

まだその中に入っていないが、どこかに共通する問題意識を見ていたのだろうか



 



COVID-19: 集団免疫は可能か















最近のNature誌から、新型コロナの今後の見通しに関係する記事を読んでみたい

世界的にワクチン接種が進められているが、一体パンデミックはいつまで続くのか、未だに見えてこない

ワクチン接種や感染によりSARS-CoV-2に免疫を得た人が60-70%以上になれば集団免疫が成立すると言われる

しかし、この割合を実現するのは難しいという見方が一般的になってきた

それは、これから触れる理由による

 

問題の第一は、ワクチンの効果に関するものである

ワクチンは重篤な症状が出ないようにするものとされている

しかし、感染させないようにするものではないだろうし、ウイルスを拡散しないようにするかどうかは分からない


第二に、ワクチンの分配の問題がある

世界的に見ると、国により大きな隔たりがある

最も進んでいるのはイスラエルで、ワクチン接種が終わっている人が半数、1回接種している人を入れると60%に近い

若者は拒否する人が多いので、当局はピザとかビールで釣っているようだ

その一方で、隣国のレバノン、シリア、ヨルダン、エジプトなどは1%にも達していないという

このような状態では、イスラエルも安全とは言えないかもしれない


第三は、変異株の問題である

感染力が強い変異株がいろいろ出てきているが、ワクチンに対する抵抗性があるかもしれない

ブラジルのマナウスでは、昨年6月までに人口の60%以上が感染し、その後感染がスローダウンしたという

しかし、今年に入り再び感染拡大が見られたが、それは変異株によるものであった

一つの株に集団免疫ができた場合、ウィルスは免疫のある人に感染できるように変異する選択圧が加わる可能性がある

ワクチンを接種した場合にも同様のことが起こる可能性は否定できないのではないか


第四は、免疫の持続期間の問題である

感染した後に出来る免疫はどれくらいの間有効なのだろうか

他のコロナウイルスの場合、免疫は減弱する

ワクチンの後はどうなのか、ブースターが必要になるのか、などの問題が残されている


第五には、ワクチンを接種したことによる行動の変化がある

日本では比較的よく守られているようだが、マスクやソーシャル・ディスタンスが蔑ろにされる可能性がある

アメリカのテキサス州などは、マスク着用の義務付けをすでに止めている

人の接触機会が一段と増える可能性がある中、以前と同様の注意が必要になるだろう

ワクチンで集団免疫を成立させるのは難しいかもしれないが、重症化の危険がある人を病気から護ることはできる







2021年3月22日月曜日

どこで切り上げるのかの決断




















今日は、昨日の記事についての考えとともに目覚めた

なぜ捗らないのかということについてである

その理由は、以前に気付いていたにもかかわらずそのままにしてやってきたからであった

一つは、どんな小さな領域でもそこに入れば膨大な空間が広がっているということ

そのため、どの時点でそこから出るのかが問題になるのだが、いつまでもその中を覗いて楽しんでいる

もう一つは、現在進行形でデータがどんどん蓄積されている領域を纏めるのは至難の業であること

極端な例になるが、Covid-19の状況を見ればよく分かるだろう

兎に角、毎週、毎日新しい結果が発表されている

科学の(それは人間の、でもあるのだが)恐るべき力に驚愕するばかりである

その結果をフォローするだけでも大変だが、そこに意味付けしようとするのは殆ど不可能だ

ある程度固まった事実が受け入れられる段階になってからやる方が確実ではないだろうか

ジャーナリストに求められるものとは違うのである

ということで、改めてこのあたりの踏ん切りが求められるのではないか

そんなところに落ち着いた


 



2021年3月21日日曜日

考え方の変更が迫られているか



















昨日・今日と朝の目覚めが早くなっている

精神的な盛り上がりでもあるのかと思って探してみたが、これといったものは見つからない

ひょっとすると意識下に何かの予兆を感じているのかもしれない

 

今日は古いプロジェに淡々と当たる

それにしても何という遅々とした歩みか

どこに問題があるのかを探りながら、暫くは耐えるしかなさそうである










2021年3月20日土曜日

自然の中から始める













 


今日は朝から新しいプロジェに当たった

いつもの場所から離れ、自然の中に身を置いてから考えを巡らせることにした

まだ混沌としている状態で、粘土をこねるように少しずつ形が現れるのを待ちながらの作業になる

この段階ではできるだけ思考空間を広げるという意識が重要になる

その意味では、自然に触れてから始めるというこのやり方はよさそうだ


ということで、週末を新しいプロジェに充てるというアイディアが浮かんできた

ただ、その日その時に何をやりたいのかが行動原理の人である

できるだけ精神に与える負担を少なくしようというのが方針なので、実効性は全く分からないのだが、、

いつものように様子を見ることになりそうだ









2021年3月19日金曜日

COVID-19: フランスの新しい状況















日本に戻ってから知らない間に1年が経過したことになる

これまでの時間を振り返ると、何とも不思議な気持ちになる

この状態はこれまでの日常と明らかに異なっているはずなのだが、それをうまく表現できないのだ

この時間がいつまで続くのかは分からないが、それが終わった時には何かが見えてくるかもしれない

そして今朝、この状態が当分続くのではないかということを予感させるニュースが届いた


昨夜、カステックス首相らが記者会見を行い、今後の新型コロナウイルス対策について説明したようだ

感染は急速に広がり、前回、陽性者の60%くらいだった英国変異株が75%に増加している

いつものように、大使館のまとめを以下に貼り付けておきたい 


---------------------------------------------------------------


1 感染状況

・2週間前、感染がぶり返す徴候が見え懸念していたが、今日、感染拡大のスピードが速まっている。昨日1日だけで約3万件超今日は約3万5,000件の感染者が出ており、先週に比して1週間で23.6%も感染者が増加しており、死亡者は10万人という耐えがたい数値となっている。

・感染拡大の第3波がやって来ていることがよりはっきりしている。感染力の強い英国変異株により、現在、陽性者の4分の3が英国変異株の感染者である。

・蘇生病床も逼迫しており、現在、4,291人が入院している。1日に330人の重症者が発生し、これは4分に1人の重症者が出ていることになる。

・蘇生病床には、より若くかつ健康であっても長く入院する傾向が見受けられる。

・これまでも18時からの夜間外出制限等あらゆる施策を実施してきた。週末の外出制限を2月25日からダンケルク及びニース、3月6日からパドカレで実施しているが、外出制限導入は、10万人あたりの感染者が400人、蘇生病床の逼迫具合、感染拡大の規模が考慮される。

・感染拡大の状況は地域ごとに異なり、全国一律の措置を導入するのは意義が見受けられない。

・現在、イル・ド・フランス及びオー・ド・フランスの2地域圏が外出制限を導入すべき水準を超えている又は超えそうな状況となっている。

イル・ド・フランスでは、10万人あたりの感染者が446人となり、1週間で23%の感染者増が見られた。病床は逼迫し、イル・ド・フランスでは現在1,200人以上が蘇生病床に入院し、これは昨年11月の第2波のピークと同じ水準に達している。医療従事者の尽力により、追加的に300~500人の患者を収容することが可能である。

・オー・ド・フランスでは、10万人あたりの感染者は381人であり、10万人あたり400人の水準には達していないものの、まもなくこの水準に達するであろうと見込まれる。同地域圏においては、病床の逼迫が大変懸念され、イル・ド・フランスでの状況と同じように、第2波のピークを超えている状況である。

・同様に、セーヌ・マリティム県においては、10万人あたりの感染者数は前述の水準までには達していないものの、感染拡大が急速に進んでおり、蘇生病床はすでに満床となっている。

・週末の外出制限が導入されているアルプ・マリティム県、パドカレ県では、効果は芳しくない。

2 規制措置

・イル・ド・フランスの8県、オー・ド・フランスの5県、アルプ・マリティム県、セーヌ・マリティム県、ウール県の計16県について新たな規制措置を導入する。導入される規制措置は、実践的で状況に応じかつ地域に即したものでなければならない。

・対象の16県では、3月19日(金)夜24時より4週間、外出制限が導入される。

・対象の16の県では、学校は引き続き開かれる。幼稚園、小学校、中学校まではこれまで通り通学できる。高校については、現在3分の2の以上の学校が半数登校を実施しているが、対象の県で完全な半数登校を実施する。大学については、現状のとおり授業が継続される。

・児童・生徒が行うスポーツ活動については、基準が緩和され、学内でのスポーツ活動は通常通り実施される。課外活動については、屋外でのスポーツ活動はこれまでどおり実施できる。

・宗教施設及びレストランに対する規制に変更は無い。

・商業施設について、昨年3月及び11月の外出制限の際と同様に、生活必需品を扱う商店は開店できる。生活必需品の範囲は、本及び音楽まで拡大され、本屋及びレコード店は開店できる。本や音楽関連商品を扱う大型商業施設については、感染拡大防止の観点からこれまでの閉鎖の措置が継続される。

・住居からの外出について、新鮮な空気を吸う、散歩、運動のための外出はより緩和された措置が適用され、証明書を所持すれば時間は無制限、距離は住居から10キロ以内で移動が可能である。屋外での感染リスクは、屋内でマスク無しでの集合よりも断然低い。

・地域圏を超える移動は禁止される。移動が可能となるのは、職務遂行の必要がありかつ証明書を所持している場合である。

・夜間外出禁止について、今週末の20日(土)から、開始時間が18時から19時に繰り下げられる。これは、まもなく始まる夏時間を考慮したものである。この緩和により、より長く外出が可能となるが、距離を取らず、マスクもしない友人宅のパーティーに行くことを目的としたものではない。屋外公共空間での活動等の規制は、今後各知事より発表される。

・職場での感染について、パストゥール研究所によると、感染の29%が職場での感染である。すべての企業及び行政は、実施可能な場合、従業員が希望する場合は週1日の職場への出勤を可能にしつつも、最大限テレワークを導入しなければならない。すなわち、少なくとも5日間のうち4日間はテレワークを行う必要がある。今日、多くの企業がこの目標には達していない。

・住居と職場間の移動について、パストゥール研究所によると、マスク着用が守られる公共交通機関の利用は、マスクを外す傾向にある自家用車の相乗りよりも感染リスクが低い。自家用車の相乗りの場合も予防措置を厳格に守るべきである。

・軽症であっても症状が出ている者は出勤してはならない。職場での感染の半数は出勤した軽症者からの感染である。

・職場で複数で食事を取ることも感染リスクを高める行為である。よって、労働大臣及び改革・公共部門大臣に対し、来週の初めまでに、企業の食堂に関する強化された衛生プロトコルを出すよう指示している。

3 ワクチン接種

・ワクチン接種は感染拡大を脱する望みである。すでに約560万人が第1回目の接種を終えた。高齢者施設に入所する高齢者はほぼ接種を終え、これは人口の1%に相当する。65歳以上の45%が第1回目の接種を終えている。ワクチン接種は病床の逼迫を緩和するのに有効である。

・15日(月)になされたアストラゼネカのワクチン接種を停止する決定により、ワクチン接種キャンペーンはやや遅れを取った。

・アストラゼネカのワクチンについては、先ほど欧州医薬品庁は、アストラゼネカのワクチンは重症化を防ぐ上で効果が認められるのみならず、安全である旨発表した。アストラゼネカのワクチンによる血栓及び副反応の発生は稀である。

明日からアストラゼネカのワクチン接種を再開し、自分(カステックス首相)自身も明日午後にもアストラゼネカのワクチンを接種し、その様子を公開する。一般医、薬局におけるアストラゼネカのワクチン接種も明日午後より再開される。

・ワクチン接種については、4月中旬までに75歳以上の脆弱な人、50歳以上の慢性疾患を持つ人に当たる1,000万人5月中旬までに50歳以上の全員に当たる2,000万人6月中旬までに18歳以上の3分の2の人口に当たる3,000万人のワクチン接種を目標としている。

・65歳以上で慢性疾患の無い者は、4月中旬からワクチン接種が可能となる。50歳以上の者については5月中旬から接種が可能。

4月中旬からは、欧州及び仏で認可されたジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチン接種が開始される予定であり、ワクチン接種のスピードが上がる。

4 治療

症状のある者、濃厚接触者は、検査の結果を待たずに自己隔離を行い、周囲の者に知らせて欲しい。

・酸欠など症状が重いにもかかわらず自宅に留まる者がいるが、訪問看護師の利用が可能であり、自宅での酸素吸入も可能である。

・特に慢性疾患を持つ者、70歳以上の高齢者については、モノクローナル抗体等の服用により、重症化を防ぐことができ、該当する者は全国の病院で治療が可能。

・味覚・嗅覚の消失、倦怠感といった症状が長く続く場合はかかりつけ医に相談して欲しい。症状に応じて精神科医や整形外科医、服用による治療を受けることができる。

5 結語

 ・欧州は変異株の感染拡大により困難な状況に直面している。

・仏は、実践的で状況に応じかつ地域に即した措置を導入して対応していく。今、もう一度第3波という困難に直面しなければならない。

・これまでと異なるのは、ワクチン接種の展望があること。ワクチン接種により状況は変わっていく。