今日は『免疫学者のパリ心景』の若い読者から嬉しい便りが届いた
読了後、特に印象に残ったのは、第5章にある「徳認識論と科学の形而上学化」についての節(318~323ページ)だったとのこと
エッセイで言えば、第101回(2021.7.10)に当たる
徳認識論と科学の形而上学化が結びつくという観察は「わたしの発見」であった
これなどは、さらに深めるべきテーマになるだろう
少しズレるが、科学から今の領域に入った当初、この領域における発見とは何を言うのかという疑問を抱えていた
しかし次第に、このような観察を発見と言っていいのだと考えるようになり、発見を求めるようになった
そして、そこに至った時には深い悦びを感じることも経験してきた
さて、『パリ心景』の感想に戻ると、総括として「パワーに溢れる書に感謝」というような言葉があった
これまでパワフルという形容はいただいていなかったのではないだろうか
こちらにも活力が伝わってくるようであった
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