今日の午後チャンネルをひねると、先月92歳で亡くなった渡辺京二(1930-2022)という思想史家が取り上げられていた
途中からだったが、小さきものの視点からものを見てきた方の人生と思想を回顧した番組のようであった
その視点は吉本隆明(1924-2012)との接触の中でご自分の中に確立されてきたものだという
吉本のことを自分の師であると言っていた
最後のところで、親鸞(1173-1263)について話していた
正確ではないかもしれないが、次のようなことを語っているところに興味を惹かれた
阿弥陀さんはすべての人を救うためにあると言われる
それはどういうものなのか
それは実在世界そのものではないのか
この世界に在るありとあらゆるものである
これを聞いて、古代ギリシア人が言ったピュシス(自然:存在するものすべて)を思い出した
その実在世界では、すべての生命体は肯定されている
そう感じることで、全ては救われるのである
「それでいいんじゃないか」と思われる時、阿弥陀さんが現れる
親鸞さんにもそのように阿弥陀さんが現れたのではないか
そんな想像をされていたように見えたのだが、
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