2023年1月7日土曜日

『免疫学者のパリ心景』の第一印象が届く



















昨年刊行した『免疫学者のパリ心景』についてのツイートを検索しており、偶に覗くことがある

昨日、そこに懐かしい方の以下のようなツイートを発見し、驚く

研究所の図書室から帰ろうとした時、出入り口に立てかけてあった新刊に目がとまった。『免疫学者のパリ心景』。もしやと手に取ったら、昔私が在籍していた研究所におられた免疫学の研究者の著書。当時の颯爽とした風情で、今もパリを闊歩されているご様子のようだ。

15年振りくらいなので早速反応したところ、A氏から丁重なメールが届いた

ツイートにあるように、図書室で白地に青の何か他と違う気配を感じて思わず手に取ってみたところ、拙著だったという

その場で少しだけ読んだ時の感想が書かれてあった

まず、文章が読みやすいこと

活字ばかりのページでも、すっと読み進めてゆける不思議な感覚を持った

本でそのような感覚を得たのは、岡本太郎(1911-1996)の『今日の芸術』(こちらの方は平易な文章だが)を読んだ時以来である

これから購入してお読みいただけるとのこと、有難い


実は、A氏からは以前にもコメントをいただいたことがある

退職時に小冊子を作り、研究所の皆様に配布した

その中に以下のコラム(プチ・エッセイ)を載せた

ダニエル・バレンボイム vs スペシャリスト(2005.3.10)

われ観察す 故にわれあり(2005.8.31)

フランス語資格試験を受験して(2005.11.13)

太陽のもと新しきもの ・・・(2005.12.30)

イメージ、時間、現象学(2006.4.28)

今なぜ「科学精神」なのか(2006.9.26)

時空を超えたやり取り(2006.10.14)

科学すること、賢くなること(2006.12.15)

パスカルによる「私」の定義(2007.1.29)

過去の自分を現在に引き戻す(2007.1.30)

全的に考える(2007.2.12)

そしてこれから(2007.6.30)


そして、その読後感が送られてきた

印象に残っているのは、次の2つである

まず、日頃の印象とは違っていたのか、わたしの中身はすべてが芸術なのですね、ということ

それから、なぜかル・コルビュジエ(1887-1965)を想起させたとあり、驚いたのである

それ以来のコメントであった







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