2020年6月20日土曜日
書き置いたものを読み直す
本日はのんびりと過ごす
午後から、しばらく目にしていなかったこれまでに書いたものを読み直す
少し広い視点から見ることになったせいだろうか、方向性が微かに見えてきた感じがした
明日以降、この先を続けることができるだろうか
2020年6月19日金曜日
朝の時間
これはニーチェだったと思うが、朝の時間の使い方についてこんなことを言っていたと記憶している
この貴重な時間を他人の作品を読むことに使うなど愚の骨頂である
正確な言葉は覚えていないが、趣旨は間違っていないと思う
この言葉を思い出し、このところの自らの朝の時間を振り返ってみた
兎に角、ゆったりしている
この贅沢な時間を何かのために使うということに抵抗を感じるようになっている
完全に時の流れに身を任せ、そこで生まれる大小の考えと共に遊んでいる
仕事をするということは、このような内的空間における豊穣の時間を抑圧しているのである
そして、お昼を過ぎたあたりから徐に立ち上がる
朝にこのような時間を味わっているので、あまり抵抗がない
ゆっくりと時間の中に入り込み、仕事のようなことをする午後が巡ってくる
2020年6月18日木曜日
始まりは雨の朝、そしてトニー・ベネット
本日は朝から雨
なかなかよい
写真にある集団は緑の中にほとんど唯一の白で、いつも光っている
午後から晴れてくれたので外に出る
大きな机が置かれたお気に入りのカフェで数時間過ごす
朝のこころ洗われる瞬間がよい影響をもたらしたのだろうか
最後の方では高揚感さえあった
夕方、Youtubeに行くと、下の方にトニー・ベネットが出てきた
コロナで家に籠らざるを得なかった時のものだろう
お年を調べて驚いた
御年93にしてこの歌声
素晴らしいとしか言いようがない
さらに気分が晴れる出会いであった
2020年6月17日水曜日
フランスの交通機関の最新情報
フランスの公共交通機関に関する最新情報が大使館から届いたので、以下に貼り付けておきたい
7月から飛行機が飛ぶことになったのは喜ばしい限りだ
ただ、14日間の隔離がどうなるのか気になるところである
勿論、日本における水際対策の解除が渡航の条件になる
これから1か月以内に大きな方針転換が発表されることを期待したい
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【ポイント】
● フランス全土において、11歳以上の乗客に対し、公共交通機関利用時のマスク着用が義務付けられている
6月16日以降も引き続きマスク着用は義務であり、同義務違反は135ユーロの罰金対象となる
● イル・ド・フランス地域圏において、混雑する時間帯に公共交通機関を利用する際に必要だった証明書の携帯は6月16日から不要となる
● 日本とフランスを結ぶ直行旅客便については、AF便に加え、7月以降にJAL便が運行を再開(週2便)する予定
【詳細】
1 フランス全土において、11歳以上の乗客に対し、公共交通機関利用時のマスク着用が義務
6月16日以降も引き続きマスク着用は義務で、同義務違反は135ユーロの罰金対象となる
2 イル・ド・フランス地域圏において、混雑する時間帯(6:30~9:30及び16:00~19:00)に公共交通機関を利用する際に必要だった証明書の携帯は6月16日から不要
3 SNCF、RATPの運行状況は、ほぼ通常運行と発表
一方、路線や時間帯により間引きされているほか、パリのメトロ駅は約20駅が引き続き閉鎖
マニフェストや工事の影響を受けた駅の一時的な閉鎖も見受けられる
4 日仏直行旅客便については、AF便に加え、7月以降にJAL便が運行を再開(週2便)する予定
(1)JAL:7/1~7/31は週2往復運航(羽田発:火・土/パリ発:水・日)
(2)ANA:7/31まで欠航継続
(3)AF:7/6までは成田便のみ週3往復運航(7/7以降の計画は現時点で未発表)
2020年6月16日火曜日
「駅ピアノ」で再会か
昨日、「駅ピアノ」という番組が流れていた
世界各駅に置かれたピアノを演奏する人の人生が垣間見える興味深い番組だと思っていた
そして昨日、ロンドンのセント・パンクラス駅のピアノが出ていた
これは昨年自分も見たものである
その中に、90歳を超えた素晴らしい演奏をするご老人が出てきた
人生を支え、豊かにしたのがピアノだったと感謝している
観終わって、自分も昨年動画にしたことを思い出し、確認してみた
心和む朝のひと時(2019年2月9日)このご老人、昨日見た方と同一人物ではないだろうか
非常によく似ている
そうだとすれば、殆ど毎日のように通っているのかもしれない
記憶が薄れているが、昨日の番組でもそんなことを言っていたような、いないような
なぜか嬉しくなる発見であった
そう思いたい
2020年6月15日月曜日
COVID-19: マクロン大統領の演説
新たにフランスの情報が大使館から届いたので、以下に転載したい。
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14日(日)夜8時から約20分間、マクロン大統領は仏大統領府から演説を行った
概要は以下の通り
【ポイント】
● 明15日から新たな頁が開かれるとして、通常生活再開の具体的措置に言及
一方でウイルスとの闘いは終了していないとして、これまでの予防措置の継続も奨励
●15日からマイヨット島とギアナを除く仏全土を緑ゾーンとし、イル・ド・フランス地域圏のカフェやレストランを再開
●15日から欧州内の移動が可能
7月1日から欧州外への移動が一部可能となる
●15日以降、海外領土を含めた仏全領土において、保育園、小学校、中学校は、通常の出席規則に基づいて、義務的なやり方で、全生徒を6月22日から受け入れるように準備を行う予定
●6月28日に市町村選挙第2回投票を実施
●15日以降、新たな段階が始まるとして、3つの柱(フランス及び欧州の独立・再構築、仏国内の団結、権力と責任の新たな均衡化)に言及
● マクロン大統領は、7月に新たな道程に関する詳細な説明を行うため演説を行う予定
【詳細】
1 通常活動の再開(具体的措置)
● 15日から、我々は最初の頁を開くことになる
マイヨット島とギアナを除く仏全土を緑ゾーンとし、イル・ド・フランス地域圏のカフェやレストランも再開
●15日から欧州内で移動が可能となる
欧州外については、7月1日からコロナ感染症がコントロールされている国々への移動が可能となる予定
●15日以降、海外領土を含めた仏全領土において、保育園、小学校、中学校は、通常の出席規則に基づいて、義務的なやり方で、全生徒を6月22日から受け入れるように準備を行う予定
●6月28日には市町村選挙第2回投票を実施する
● 今後、老人ホームにおける訪問を許可する
● 我々は仕事をしたり、アートを満喫したり、フランスにおいて完全に生活を再開できる
● 他方、コロナウイルスは今後も長い間存在するのであり、社会的距離をはじめ、これまでの予防措置を緩めてよいということではない
2020年の夏はこれまでの夏とは異なる
● 我々は感染症の動向を注視し、再発に備えて準備をしなければならない
したがってウイルスとの闘いは終了していない
他方、自分はコロナとの闘いにおける最初の勝利を嬉しく思う
これはひとえに各自の努力によるものである
●3月16日に外出移動制限措置を開始した際、我々は経済よりも人々の健康を優先した
医療従事者及び国家運営のために尽力してくれた全ての人々に感謝する
●4月13日に5月11日から同措置を解除すると発表した際、多くの非難もあった
他方、我々は解除に向けて準備し、経済は再開された
我々は上手く乗り越えた
●15日から、我々は弱者を守りながら経済再開を加速化させなければならない
コロナ危機に直面しても、我々は我々が講じた措置によって多くの命を救うことができ、想像力を働かせしっかりと対応することができた
我々はフランス国家、そして我々が成し遂げたことに誇りを持つべきである
● 特定の物資を特定の国に依存するといった問題もあったし、地域的社会的不平等問題も顕わになり失敗もあった
しかし、我々はこれらを教訓として新たな段階を始めなければならない
2 新たな段階
(1)第1の柱(フランス及び欧州の独立・再構築)
● 我々の生活、フランス、そして欧州の運命をコントロールすることこそが今後2年間の優先事項であり、今後10年間の指針である
我々は我々の独立を改めて見つけ出さなければならない
● 世界経済が停止する中、仏政府は、失業者支援や企業への補助金、最も被害を受けたセクターへの補助等を行い、そのために5000億ユーロを動員した
これは前代未聞であり、どの国がこのようなことをしただろうか
我々は税引き上げによって歳出を賄うことはない
我々は経済モデルを他国に依存しない持続可能なより強固なものとするために生産力を増加させ、経済再構築を行わなければならない
解雇するのではなく雇用を促進し、テクノロジー、データ、工業、農業分野への投資、エコロジー及び緑の投資を行わなければならない
社会構築のためには、医療分野への投資が不可欠であり、高齢者・貧者を支援し、若者の技術支援を行わなければならない
● この再構築計画は、欧州の枠組みの中で行われる
わたしはメルケル首相とも協力し、仏独として他の欧州諸国に「私達」として行動することを要請する
これはフランスが3年前からとっているイニシアティブである
● 欧州は独立しなければならない
中国、米国、そして世界の無秩序の中で、我々はより主権ある、強い欧州を構築しなければならない
自分はそれを7月の欧州理事会から訴える予定である
(2)第2の柱(仏国内の団結)
● 新しい段階の第2の柱が、フランス独自の団結である
フランスが独立するためには、団結が不可欠である
宗教や出身地に関係なく、人種差別や宗教的差別なく、平等の機会が与えられなければならない
しかし、それは彫像を取り外し我々の歴史や過去を否定することによって成し遂げられるものではない
● フランスの安全と自由は「秩序」によって守られており、警察はそのためにいる
我々は警察の仕事を支持し感謝しなければならない
(3)第3の柱(権力と責任の新たな均衡化)
● 新しい段階の第3の柱として、権力と責任の新たな均衡化を構築することを提唱する
政府や我々の行動の在り方を根本的に変えなければならない
● 地方自治体や市民、労働団体等によって、今次危機は効果的に対応することができた
彼らにより多くの信頼を置くべきである
3 結語
● 独立と再構築計画は,欧州と国際秩序の中で考えられなければならない
我々は今後新たな道を歩んでいかなければならない。
● 上院議会や国民議会、経済評議会等に優先事項を提案するよう要請した
最初の行動を起こすために、この新たな道の詳細について7月に国民に向け説明する予定である
絵本作家、甲斐信枝さんを観る
昨日、外出から帰ると、15年ほど前の出会いを思い出させる番組に遭遇した
3年前の番組の再放送で、当時86歳の絵本作家が出ていた
甲斐信枝さん
植物を観察する日常と拝見した
最近、わたしの中にも「お前さん、こんなとこで生きていたのか」という感覚が植物に対して生まれている
その感性に近いものが爆発しているのである
この番組でもそうだったが、時間軸を伸ばしてみると植物が活動しているのがよく分かる
殆ど動物的である
この番組を観ながら思い出したのが、以下に張り付けた虫の画家熊田千佳慕 (くまだ ちかぼ)さん
当時はまだ仕事をしていたので、その衝撃は大きいものがあった
こういう方がいるのである
今回もなぜか嬉しくなる出会いであった
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「私は虫である」 JE SUIS UN INSECTE(2006-11-16)
山口から帰った日の夜、NHKアーカイブスという番組で、ある昆虫画家の人生が流れていた
10年ほど前の番組だろうか
80過ぎの画家がファーブル昆虫記の虫たちを淡々と描いている
その質素で慎ましい暮らし振りが映し出されている
必要なものしかないような家に住み、ひたすら描いている
わたしの心を打ったのは、そのお顔の高貴さである
その美しさに思わず惹きこまれてしまった
番組終了後、現在の姿が出ていた
95歳 (?)
まだ矍鑠としている
小学生に自然の大切さを輝く目で語りかけている
かくありたしと思わせてくれる一瞬であった
ファーブルの絵はまだ完成していないという
その画家は、熊田千佳慕という
知る人ぞ知る人なのだろう
嬉しい出会いであった
2020年6月14日日曜日
フランスの国境管理(移動制限の解除)について
フランスの国境が開きつつあるという情報が大使館から届いた
これからの進展が期待される嬉しいニュースである
若干言葉を変えて転載したい
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6月12日、ル・ドリアン欧州・外務大臣とカスタネール内務大臣は連名でコミュニケを発表した
その概要は以下の通り
1 フランスと欧州における状況の改善に基づき、また11日の欧州委員会の勧告に基づき、フランスは6月15日朝(0時00分)、COVID-19対策のために実施された欧州域内国境における移動制限(陸・空・海)の全てを解除する
6月15日以降、欧州(EU加盟国及びアンドラ、アイスランド、リヒテンシュタイン、モナコ、ノルウェー、サンマリノ、スイス、バチカン)から渡航する人々は、2020年3月18日より前と同様に、COVID-19対策に関連するいかなる制限も受けずに仏領土に入国可能
相互主義により、スペイン及び英国との間の国境では制限が継続する
- スペインは、COVID-19関連の移動制限及び欧州から空路で入国する者に対する14日間の隔離を6月21日まで維持することを決定した。スペイン当局との合意の下、フランスは現在実施中の制限を6月21日まで維持する。この日まで、スペインからの入国者はフランス到着後14日間の隔離の実施が要請される。
- 英国は、6月8日にフランスからの入国者に対する14日間の隔離義務を実施した。したがって、6月15日以降、英国からの入国者はCOVID-19対策に関連した入国制限の対象とはもはやならないが、新たな決定がなされるまで、到着後の14日間の隔離の実施が要請される。
2 11日の欧州委員会の勧告に基づき、またフランスの提案に着想を得て、フランスは7月1日以降、シェンゲン協定域外との国境の段階的な開放を行う。この開放は第三国の感染状況に応じて、また、その実施前までに欧州レベルで確定されるモダリティにしたがって、段階的かつ差異のある方法で行われる。
留学生はその出身国に関わらず渡仏を許可され、到着時のモダリティは容易化される
彼らの査証申請と滞在許可証の申請は優先的に扱われる
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今日の写真は偶然見つけたもので、撮ったことは覚えていない
シネマのポスターにある『コンテイジョン』が出たばかりの2011年のもの
当時は全く興味を示すことなく通り過ぎていた
2020年6月13日土曜日
白い同類
昨日の夕方、少し涼しい乾燥した土地に戻ってきた
なぜかヨーロッパの乾燥した空気を思い出す
家の庭に点々と花が咲くことがある
植えた覚えはないので、どこかから飛んできたのだろう
家を出る前に新しい白い花が目に入ったので、戻ってから写真に収めようと考えていた
そして早速その場に行ってみると、その白が完全に消えているではないか
考えてみれば、彼(女)らだって生きているのである
そのことを少し軽く見ていたようだ
まさに移ろいゆく自然である
写真に撮ることができず残念ではあった
しかしそれを確認した瞬間、なぜか非常に嬉しくなったのである
我々の同類がそこら中に溢れていることに改めて気付いたからだろうか
今日の写真は、別のところにあった白い同類とした
こちらは数日前までまだ蕾だった
2020年6月12日金曜日
改めて、内的世界を広げること
昨日は友人宅での会食となった
いろいろな話題が出たが、どこかでコロナに関係しているものが多かった
今困っているのは、何気ない会話ができないこととのこと
これまでよく知っている人に関しては、大きな問題にならないかもしれない
だが、画面を通して必要なことだけを話して終わるところから、新たな人間関係を築けるのかという心配だろう
研究室における具体的な問題として感じているようだった
そして、この秋の関連学会は中止か、ZOOMに決まっているという
そろそろ仕事を終えなければならない時期が近いようで、これからを模索している様子だった
確かに、大きな決断が求められるのだろう
長い間仕事を続けてきた場合、そこから離れる恐怖のようなものが付き纏うようだ
これからどうやって過ごせばよいのか、という実存に関わる大問題である
その時、わたしの持論である「内的世界を広く持って」という助言はあまり力にならないかもしれない
なぜなら、その状態を作るには時間がかかるため、即効性が期待されないからだ
事実、わたしがその状態を確保することの重要性に気付いたのは、仕事を辞めて何年も経ってからになる
退職後のために現役の時から趣味を持っておくこと、などとよく言われる
しかしもっと本質的なことは、できるだけ広い内的世界を作ること、あるいはその重要性を理解することである
それがあれば、外出できなくても、人と会うことができなくとも耐えられるだろう
内なる世界には多くの人がいて、いつでも会話を楽しみ、交流できるからだ
そして、真理はそのような孤独の中でこそ獲得できるものなのである
これこそ、パンデミックの今、体験し、掴んでおくべき「技術」になるのではないだろうか
2020年6月11日木曜日
COVID-19パンデミック、あるいは一観察者に見えてきたもの
『医学のあゆみ』誌に連載中の「パリから見えるこの世界」第92回を紹介いたします
COVID-19パンデミック、あるいは一観察者に見えてきたもの
医学のあゆみ(2020.6.13)273(11): 1115-1118, 2020今回のエピグラフは、エドガール・モランさんの次の言葉です
「この危機は、我々の生き方や我々が本当に必要としている、日常生活の疎外の中で覆い隠されているものについて、自分自身に問い掛けるように迫っている」
お楽しみいただけば幸いです
2020年6月10日水曜日
実り多き一日
草藤やま昼の園にありし黙 悠
今日はお昼前から自然教育園へ
山歩きがご趣味の古い友人と猛暑の中を散策
木陰があるのが救いであった
歩いている時には気づかなかったが、写真を見ると緑が濃いというか眩しい
気分が晴れるようだ
昼食時には、このところ定番になっている人生の終わりとか病気に対する向き合い方についての話が出ていた
また、コロナに関連した話題もあった
あらゆることが直接人を介さないやり方に変わりつつあるという
いろいろなことを学ぶ時にもZOOMなどが導入され、その技術についていかなければならない
無駄はなくなり、教えを受けやすくなる人もいるかもしれないが、人間を近くに感じられない問題もあるのではないか
当方は実感として理解できない生活をしているが、ある程度想像はできそうである
また、同じコロナの現実に向き合いながらも反応が全く異なることもあるようだ
何も感じていない人がいる一方、病気を恐れるあまり外に出られなくなり、精神的におかしくなる人もいるらしい
これまでいつも人と一緒にいることで時間を過ごす生活が中心だった人は転換が必要かもしれない
一人で過ごす時間を積極的に取り込む生活に意義を認めることが重要になるだろう
その意味では、わたしはかなり前から「コロナ後」を生きていたと言えそうである
すでに目に見える影響だけではなく、いずれ顕在化する問題も齎す可能性があるコロナ
これから年単位で推移を見ていかなければならないのかもしれない
2020.6.11
ご一緒した方は山歩きだけではなく俳句もご趣味であった
一句届いたので写真のキャプションとして使わせていただいた
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夕方、お話を伺うために「医学のあゆみ」誌の編集者を訪ねた
こちらにもコロナの影が忍び寄っているようだった
今やその陰から逃れられるところはないのかもしれない
お話の中で、一つのプロジェになるかもしれない宿題をいただいた
これから具体的に考えていかなければならないだろう
それとは別に、雑談の中にいくつもの参考になるお話が出ていた
いつも感じることだが、視点が異なる方との交歓は予期せぬものを齎してくれる
これからの糧にしたいものである
2020年6月9日火曜日
規範を作ろうという精神
今日は医学と哲学を共通の関心事とする方と再会した
半年振りくらいになるだろうか
前回は、外国人が溢れる屋台のような居酒屋が密集する一角の、お品が片手で足りる質素なところだった
なかなか味があったのだが、今回はそうはいかないらしい
日本の現状、特にコロナに関するお達しのようなものに皆さんが静かに従っている様子が伝わってきた
仕事場ではできるだけ会話をしないようにし、ミーティングも禁止とのこと
話し合いやディスカッションができなくなっているようだ
秋の学会は中止か、ZOOMによる開催に変更されることがすでに決定しているとのこと
また、他県への移動も職場から許可が下りなかったり、出張先からは来ないでくれと言われたり、散々だ
大変な制限が加わっている現状が伝わってきた
医師と言えどもこれから厳しくなるのではないかという見通しをされていた
天空にいてはとても想像できない状態である
そこで指摘されたのは、日本人の規則に対する従順さである
この問題は、書いたばかりのエッセイのテーマとも関連する
つまり、内発性に依存する創造性に関連する問題である
規則に従うばかりではなく、規範を作ろうという精神の構えができていないこと
この説と同様の観察をわたしもしていたので、納得せざるを得なかった
まず立ち上がり、自らが考え、そして歩む必要がありそうだ
偶然にもご本人は creativity に関する本を訳されたばかりとのこと
それにしてもいろいろなことが繋がるものである
2020年6月8日月曜日
一時期、一プロジェ
今月も複数のプロジェを抱えることになりそうだ
ただ、それらすべてをいつも頭に置いていると、どれも手につかないというのがこれまでの経過だった
それを教訓として生かすべく、「一時期に一プロジェ」という方針で進みたい
これからの鍵になりそうなやり方なので、今月の様子を子細に観察したい
2020年6月7日日曜日
新たなプロジェが
今日は一つのアイディアと共に目覚める
それをメモしている時、新しいプロジェが頭に浮かんだ
一つのプロジェを終えたばかりだからなのだろうか
困ったものである
これからどのように展開するのか、しばらく様子を見ることにしたい
2020年6月6日土曜日
久し振りにホームストレッチを走る
昨日はここ数か月の間ボチボチやっていたプロジェが一段落
普段はやる気が起こらないのだが、僅かな蓄積を続け終わりが見えてくると気分が異常に高揚してくる
決めにかかるというのだろうか
めったにないことである
暫しの間、これまでを振り返る
2020年6月4日木曜日
現代哲学のまとめ(6)
哲学の倫理(2)
「哲学の倫理」が関わるのはこれほど大きな主張の正当性である
誰がそれを主張することを認めたのか
哲学の倫理はまた、主張が伝搬され、大学での研究対象になる教育の価値にも関わっている
若い人たちにこれらの主張を真に受けるように推奨することは理に適っているのだろうか
哲学の実践が知的に堕落しないようにするには、どのように警戒するのか
曖昧なものについての空疎な言説であると想定される哲学に科学的批判がされるのに対して、哲学の原理についてはある種の賞賛がある
我々は哲学をべた褒めする
哲学に根本的な文化的重要性を認める
道徳や政治や科学の基礎を作る上で哲学は賞賛される
反対に、価値を逆転させ、我々の錯覚を取り除き、我々に最も根付いている概念を脱構築する能力と権利を哲学に与える
ジャック・ブーヴレスがコレージュ・ド・フランスの開講講義で問いかけた問題がある
それが「哲学の価値は何であり、我々は哲学から何を求めることができるのか」である
これはまさに、哲学の倫理に関する問いである
2020年6月3日水曜日
現代哲学のまとめ(5)
哲学の倫理(1)
ある時代が他の時代よりも輝かしいという気持ちを持つことはあるだろう
プラトンやアリストテレスらがアゴラですれ違う時
あるいは、18世紀、19世紀のパリ大学やオックスフォード大学
あるいはまた、デカルト、アルノー、パスカル、スピノザ、ライプニッツ、そしてこのレベルの幾人かの知性が自身の思想を交換した60年間
18世紀後半の終わりのスコットランド
あるいは、二つの世界大戦を挟んだリヴィウとワルシャワ
これらもまた、知性がより強く息をしていたように見える時と場所である
我々の時代はどうなのか
哲学においてどんな価値があるのか
それは以下のことを検討することによってしか判断できないようにわたしには見える
「何の権利があって」現代の哲学者は時に奇妙でしばしば常識や良識に強く反する哲学的主張を表明したのか
何の権利があって、ハイデッガーのように、恰もその主張がソクラテス以前の哲学以来の思想史を理解する上で決定的であると言い張ることによって、すべての哲学史は存在の問題の喪失の歴史であると主張するのか
何の権利があって、ファイヤアーベント、ローティ、チャーチランドや今日の他の哲学者がやったように、我々の信念、欲求、意図は結局のところ物理的状態以外の何物でもなく、すべては物質に還元されると主張したのか
何の権利があって、フーコーが示唆したように、すべての知は多少とも暴力的で疎外された形で行使される権力であると言われるのか
何の権利があって、クワインのように、話者が意味することは最終的にはどんな事実にも対応しない、なぜなら明示的意味は非決定論的であるからと結論することになったのか
何の権利があって、デイヴィド・ルイスのように、我々がいる現在の世界に加えて、現実に可能な世界が存在し、そのため世界が複数存在すると主張するのか
この点において、現代の哲学者は過去の哲学者に比べ、我々に意外で常識に反することを信じるように要求する傾向が少ない
パルメニデスは、変化の存在を否定した
マルブランシュは、精神と身体は相互作用できないと主張した
ライプニッツは、実在の世界は時空間には存在せず、如何なる範疇のものとも因果関係を持たないモナドから構成されていると主張した
フィヒテは、自由な主体、自己を制作する主体は認識だけではなく、現実の源泉であると主張した
なぜこれほどの明らかに知性溢れる人たちが、誰も(その中の多くは理性的である)が理不尽だと考えることができたことを言い得たのだろうか
2020年6月2日火曜日
COVID-19: 無症候性感染の割合
1週間ぶりにキャンベルさんのお話を聞いてみた
テーマは、感染している人の中でどれくらいが無症状なのかという問題である
結論から言うと、これまでの報告の幅が5-80%とのことで、まだよく分かっていない
無症状の人が一定数いることになると、症状に基づく検査では多くの感染者を見逃すことになる
どうしても集団での検査が必要になる
ダイアモンド・プリンセスでの計算によると、無症候性感染の割合は18%とする報告がある
ヴェニス近くの村で3,000人について調べたところ、50-75%は無症状だったという
上海の328人についての検討によると、4%が無症状
武漢から戻った日本人565人について30日後までフォローした研究によると、31%が無症状だった
米国ワシントン州での76人を対象とした研究では、感染者の56%が無症状
しかし、1週間後も無症状だったのは8%に過ぎなかった
アイスランドの集団検査で643人が陽性と判定され、そのうち43%は無症状
ただ、その後症状を出したかどうか、フォローしていない
米国CDCによれば、陽性者の13%が無症状
感染を広げる危険性があるのは発症している人で、特に最も危険なのは発症時だとしている
以前にも触れたが、WHOによれば、感染者のうち80%が軽症、15%は重症、重篤になるのは5%としている
大部分を軽症としているが、すべてが症状を出しているのか、その中に無症状の人が含まれているのか不明
このように、研究によって無症候性感染の割合が異なっている
キャンベルさんの予想では40%(30~50%)とのことだが、感染を広げる可能性と併せて今後の研究が俟たれる
2020年6月1日月曜日
5月を振り返って
昨日で5月も終わった
今月もCOVID-19の影響が無意識の中に入り込んでいたようだ
移動すること自体がこれまでのように何も気にしないで、というわけにはいかなくなっている
最前線に身を置かざるを得ない方々の心身への影響はわたしの想像を超える
4月と同じように、5月も静かに過ごした
昨年の今頃と比べると、ISHE研の活動がなくなったため、さらに静かになっている
危惧したように、月初めには再び複数のプロジェを抱えることになった
昨年の今頃と比べると、ISHE研の活動がなくなったため、さらに静かになっている
危惧したように、月初めには再び複数のプロジェを抱えることになった
暫く様子を見ていたが、想像通り心身に与える影響が「破壊的」になりかねないので途中ゆっくりになった
そして何のことはない、最後は一つに絞られることに
それにしても、ひと月は本当に長い
それにしても、ひと月は本当に長い
そんな中、これで終わったと思ったプロジェが「まだまだ」となる経験をした
一旦取り上げると想像以上の期間付き合わなければならないことを学ぶ
突き詰めれば、すべての頭に浮かんだプロジェはライフワークにならざるを得ないのかもしれない
一旦取り上げると想像以上の期間付き合わなければならないことを学ぶ
突き詰めれば、すべての頭に浮かんだプロジェはライフワークにならざるを得ないのかもしれない
SFXを担当したトランブルさんだったと思うが、同じような経験を語っていて嬉しくなった
こちらはもっと凄いのだが、、
出来上がったと思ったものにキューブリックからダメ出し
数千回の試みの後、最終的には素晴らしいものになったという
数千回の試みの後、最終的には素晴らしいものになったという
そこからトランブルさんが引き出した教訓には重みがあった
画期的なものが生まれるためには、時間と忍耐が必要だ。考え、試し、失敗し、再び試し、失敗し、またやり直すということの繰り返し。この過程が重要なのだ。こんな言葉ではなかったかと思うが、少しだけ力を貰った
COVID-19パンデミックはまさに進行中だが、これからどのようなことになるのか誰も分からない
検査すると感染者が増えるので検査できないと発言する大臣が仕切る国はかなり心配である
日仏の厳しい水際対策を見ると、日本滞在は長くなりそうだと考えるようになった
そのためか、これまでになく落ち着いて周りを見ていたようだ
どこかに行く途中という感覚が薄れていたのだろう
お休みにした時期などにテレビを流してぼんやりしていることがあった
以前から感じていたことだが、殆どは意識の第1層で処理されることばかり
それと、そこで展開していることが最初から一つの枠組みに収まっていることである
従って、その枠組みに収まるようなお話しか出てこないのだが、そのことに気付かない
多様な視点に触れたり、何かに触発されるということがないのだ
そのようなテレビに依存していると、真実に至ることなく第1層だけの生活で終わってしまいかねない
以前はわたしもその状態に在り、何ら疑問に感じることはなかった
よくそれで満足していたものだと今では驚くばかりである
また、体の健康に関する番組は溢れているが、こころの健康に関する番組が極めて少ない
そんな中、今回は「こころの時代」という番組がすんなり入ってきた
その昔にも観たことはあるはずだが、興味を引くことはなかった
番組の副題が「宗教・人生」となっている
宗教に限ることなく、もっと広く捉えてもよいのではないだろうか
精神世界を豊かにするため、私の言葉でいえば意識の第三層を広げるための番組であることを強調するのである
その方向性がこれから求められると考えているからだが、そうすればもっと視聴者が増えるかもしれない
以前から感じていたことだが、殆どは意識の第1層で処理されることばかり
それと、そこで展開していることが最初から一つの枠組みに収まっていることである
従って、その枠組みに収まるようなお話しか出てこないのだが、そのことに気付かない
多様な視点に触れたり、何かに触発されるということがないのだ
そのようなテレビに依存していると、真実に至ることなく第1層だけの生活で終わってしまいかねない
以前はわたしもその状態に在り、何ら疑問に感じることはなかった
よくそれで満足していたものだと今では驚くばかりである
また、体の健康に関する番組は溢れているが、こころの健康に関する番組が極めて少ない
そんな中、今回は「こころの時代」という番組がすんなり入ってきた
その昔にも観たことはあるはずだが、興味を引くことはなかった
番組の副題が「宗教・人生」となっている
宗教に限ることなく、もっと広く捉えてもよいのではないだろうか
精神世界を豊かにするため、私の言葉でいえば意識の第三層を広げるための番組であることを強調するのである
その方向性がこれから求められると考えているからだが、そうすればもっと視聴者が増えるかもしれない
このような落ち着いた心境はフランスに向かう前に戻りつつあると言いたいところだが、そうではないだろう
そもそも、元に戻ることなどできないのである
「コロナ後」についてもいろいろ議論されているようだが、同じだろう
それは自然に成るものではなく、創ることによって自分の目にも見えてくるのではないだろうか
新しいステージをどのように表現するのか、今後の課題である
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