自分の精神の動きに一つの癖があることに気が付いた
何かに興味が湧き、それに当たっているとする
その時、それは自分にとっては一時的なもので、次に進むための過程に過ぎないと考えている
そうすると、できるだけ早く「いま」のことを終わらせて先に行きたいという気持ちになる
そこに落ち着いてじっくり事に当たるということをしなくなるのだ
実は、哲学に入り、科学の時代を振り返った時にそのことに気付いていた
しかし、昔より改善されてはいるものの、今でもその傾向がここにあることを認識したという訳である
この気付きは何を教えることになるのだろうか
それは、この人生においてできることは限られているということ
従って、広げるのではなく、深める方向に進まざるを得ないということである
そして、広げたいのであれば深く掘っていったところで広げればよいのである
つまり、先に進みたいと思う時、横に進むのではなく、下に進むのである
そうしているうちに、そこから横に広げるべき世界が見えてくるはずである
それまでは深堀りすることだろう
0 件のコメント:
コメントを投稿