昨夜、新型コロナウイルスの最新状況に関するオリヴィエ・ヴェラン連帯・保健大臣の会見があった
一部で若干の改善が見られるところもあるようだが、全体的には広がりが懸念される状況である
以下にその概略を
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1 会見の目的は、透明性、予見可能性、責任意識向上の3点である
残念ながら、フランスの感染状況は悪化し続けている
発生率は約116人/10万人、R値は約1.1~1.2、陽性率は約9%である
2 10日(土)朝からリール、グルノーブル、リヨン、サン・テティエンヌが警戒最大化ゾーンへ移行
ディジョン、クレルモン・フェランは警戒強化ゾーンへ移行
3 トゥールーズ、モンペリエも間もなく警戒最大化ゾーンへ移行する可能性がある
数値を見て、12日(月)までに決定する
4 ボルドー、ニース、レンヌ、エクス・マルセイユなど若干の改善が見られるところもある
状況を慎重に精査し、来週の会見では良い発表ができるかも知れない
5 パリでは、病院ごとにコロナ以外の手術の延期を進めている(Plan blanc)
病院関係者の献身に心から感謝している
病院を手伝える能力のある人材はさらに現場に復帰して欲しい
6 質疑応答
● 2週間後の秋休みの都市間移動について
未だ決定はなされていないが、非常に慎重であるべきだ
自身を守り、身内を守り、最大限の注意をして欲しい
● イル・ド・フランスの数値悪化を受けて、緊急衛生事態に移行する基準について
基準は重篤者用病床の占有率60%で、現状は40%未満である
ただし、今後も悪化すれば必要な検討がなされる
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