2020年10月9日金曜日

COVID-19: 拡大続くフランス

 














昨夜、新型コロナウイルスの最新状況に関するオリヴィエ・ヴェラン連帯・保健大臣の会見があった

一部で若干の改善が見られるところもあるようだが、全体的には広がりが懸念される状況である 

以下にその概略を

 

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1 会見の目的は、透明性、予見可能性、責任意識向上の3点である

残念ながら、フランスの感染状況は悪化し続けている

発生率は約116人/10万人、R値は約1.1~1.2、陽性率は約9%である



2 10日(土)朝からリール、グルノーブル、リヨン、サン・テティエンヌが警戒最大化ゾーンへ移行

ディジョン、クレルモン・フェランは警戒強化ゾーンへ移行



3 トゥールーズ、モンペリエも間もなく警戒最大化ゾーンへ移行する可能性がある

数値を見て、12日(月)までに決定する



4 ボルドー、ニース、レンヌ、エクス・マルセイユなど若干の改善が見られるところもある

状況を慎重に精査し、来週の会見では良い発表ができるかも知れない



5 パリでは、病院ごとにコロナ以外の手術の延期を進めている(Plan blanc)

病院関係者の献身に心から感謝している

病院を手伝える能力のある人材はさらに現場に復帰して欲しい



6 質疑応答

● 2週間後の秋休みの都市間移動について

未だ決定はなされていないが、非常に慎重であるべきだ

自身を守り、身内を守り、最大限の注意をして欲しい

 

● イル・ド・フランスの数値悪化を受けて、緊急衛生事態に移行する基準について

基準は重篤者用病床の占有率60%で、現状は40%未満である

ただし、今後も悪化すれば必要な検討がなされる






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