10月14日(水)夜、マクロン大統領はTF1及びFrance 2のテレビインタビューに応じた
その中で、新型コロナウイルスの感染状況悪化を受け、対応措置の強化策を発表した
概要は以下の通り(大使館によるまとめから)
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1 感染状況全般に対する評価
● ウイルスは再度活発に流行しており、非常に憂慮すべき、いわゆる「第二波」の状況である
ウイルスは全ての人々にとって危険である
● 3~4月との違いは、医療状況が悪化していること
全土でウイルスが流行しており、どの地域も移送患者を受け入れる余力がない
医療従事者は疲弊している
2 夜間外出禁止令の導入
● ウイルスの流行を食い止め、状況を改善する必要がある
目安は、一日当たりの感染者数を3,000~5,000人、蘇生病床の新型コロナウイルス患者による占有率を10~15%に低下させること
● 17日(土)0時から、夜間外出禁止を実施
パーティーや宴会等、最も感染の起こりやすい接触を減らすことが目的
● 対象地域は、イル・ド・フランス地域圏及び以下の8つの都市圏である
グルノーブル、リール、リヨン、エクス・マルセイユ、モンペリエ、ルーアン、サン・テティエンヌ、トゥールーズ
● 外出禁止となる時間帯は毎日21時から翌朝6時まで
● 実施期間は6週間(但し、議会の承認が必要)
● 対象地域の全ての劇場、レストラン、バー等は21時に閉店
● 小中学校、高校、大学は閉鎖しない
● 例外的に外出が認められる場合もある
21時以降の職場からの帰宅や緊急事態における移動は可能
21時以降の外出が可能となる具体的なケースは追って具体的に定める
● 違反した場合の罰金は135ユーロ、再犯は1,500ユーロ
● 外出禁止時間帯も公共交通機関の運行は継続
● 地域間の移動は制限しない
万聖節(Toussain)のバカンスに伴う移動も可能
● 本措置によって影響を受ける事業者に対する支援を実施する
ホテル、カフェ、レストラン、観光業、イベント、文化、スポーツ等のセクターにおける部分的失業制度の再実施等
3 「6人ルール」
● 1m以上の距離の確保、手洗い、マスク着用、換気といった措置に加え、「6人ルール」を推奨
「6人ルール」とは、友人を招く際等に6人を超えないようにすること
4 テレワーク
● テレワークは義務化せず、実施可能な場合、週に2~3回のテレワークの実施を推奨
5 検査体制
● 検査結果判明に時間がかかり過ぎているのが問題である
検査の有料化は解決策とはならない
● 新たな戦略は「検査、アラート、保護」
新たに利用可能になる抗原検査は15~30分で結果が判明する
薬局等で実施可能な他、自己検査も可能である
● 「StopCovid」アプリはダウンロード数が少なかった
新たに「TousAntiCovid」アプリを10月22日にリリース予定
情報提供機能も具えている
6 貧困層支援
● RSA(積極的連帯所得)やAPL(個人住宅手当)の受益者に対し、今後6週間の間、特別手当を支給する
1人当たり150€+子供1人につき100€
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