今朝、エリック・サティの番組が流れていた
出かけようとしたところだったが、暫くすると昔の記憶が蘇ってきたので最後まで観ることにした
もう17年程前になるが、サティを主人公にした芝居をパリで観たことを思い出したのである
早速調べてみると、最初のブログにその記録を見つけることができた
エリク・サティー ERIK SATIE(2005.6.25)
そして、すっかり忘れていたが、最初のブログの作者がサティだったことも再確認
彼の人生や人となりに感じるところがあったのだろうか
番組を観ながら、全てのショットでフランスを感じていた
自分が見ていたフランスの姿がそこにあった
もう一つの発見は、彼が真剣に愛した唯一の女性が画家のシュザンヌ・ヴァラドンだったということ
彼は音楽に没頭したいがために彼女と別れ、それ以後女性との関係は持たなかったらしい
サティ協会の会長さんが「極端ですね」とコメントしていた
ただ、別れた後も彼女には送られることがなかったかなり手紙を書いている
サティの死後ヴァラドンに手渡されたようだが、彼女が亡くなった時にはその行方は分からなくなっていたとのこと
それからシュザンヌ・ヴァラドンという名前を聞いて、直近の記憶が刺激された
トゥールでトラムに乗ると、不思議な魅力を持ったこの音がよく聞えてきたからである
駅名になっていたのである
もう一つだけ
サティ32歳の時、パリの口うるさい批評家やインテリの世界が嫌になり、アルクイユというパリ近郊の町に移り住む
窓が1つだけのアパルトマンには、誰も足を踏み入れることを許さなかったという
結局、孤独を求めたその空間に27年間住むことになり、そこが彼の終の棲家になった
このアパルトマンを見ている時、昨年から始めたわたしのアトリエ生活とどこか重なるように感じていた
いろいろの記憶が刺激される朝の時間となった
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