2022年1月2日日曜日

コンシュ「哲学的自然主義」(33)
























今日も雪に降られて緊張するドライブであった

昨日同様、戻ったところで嘘のように雪は止んでいた

正月早々いやになる

本年もコンシュさんから始めたい


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生物を説明すること、それは科学がまだ躊躇している自然の深みからしかできないし、これからもできないだろう。

小ささの無限の中に自然の創造性の秘密と生命の飛躍の鍵がある。

生命はまず組織化を意味する。

もし物質の構成要素がフェルミ粒子(電子、クォークなど)でなかったとしたならば、もし宇宙がボース粒子(光子、中間子など)だけから構成されていたとすれば、宇宙はカオスであり、生命のような組織化の形は不可能だっただろう。

粒子はそれ自身を中心に回転するスピンを持っていて、それはフェルミ粒子の場合は半整数であり、ボース粒子の場合はゼロか整数である。

1/2に等しいスピンとその角運動量は、原子の中で電子層が飽和することを可能にし、その結果、原子が閉じた組織化した安定な小システムを形成する。

原子の安定性は分子や結晶や遺伝子などの組織化のすべての形態を支配している。

しかしなぜよりによって生命、すなわち自己組織化なのだろうか。






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